リフォームの進め方

リフォームの見積【徹底解説】一級建築士が超わかりやすく説明

リフォーム見積の見かた

「リフォームの見積は難しくてよくわからない」という意見をよく耳にします。

項目が多いし、よくわからない用語もたくさんあるので、建築の知識がない人だと「見積書はどうせ見てもよくわからないから、あまりじっくりとは見ない」という結論になってしまうのだと思います。

でも、リフォームの見積確認はプランの確認と同じぐらい重要。

リフォームを相見積にする場合は各社の見積を比較しなければいけないし、1社に見積を依頼している場合でも見積の確認は必要です。

なぜなら、

  • どんな内容でリフォームをするのか
  • その見積を出したリフォーム会社は信用できるのか

など、リフォームの見積からわかることがたくさんあるからです。

リフォームの見積は見かたさえ知っておけば、実はそんなに難しくありません。

もちろん見積書に書いてある項目をすべて理解しようとするとそれなりに大変なので、ポイントをおさえながら必要なところだけチェックすれば大丈夫。

この記事では、

  1. リフォームの見積がどのように作られているか
  2. 見積に含まれている内容の確認方法
  3. 見積書のチェック方法
  4. リフォームの追加見積
  5. 相見積におけるリフォーム見積の比較方法

などについて、リフォーム設計のプロである筆者がわかりやすく説明していきます。

ぜひ最後まで読んで、リフォームの見積に対する苦手意識を克服してくださいね!

リフォームの要望を伝える
リフォーム会社に見積依頼|注意すべき4つのポイントリフォーム会社に見積依頼をするときには注意すべき4つのポイントについて、リフォーム設計のプロが解説します。上手に見積依頼をすることで、リフォーム会社からのよいプランや提案につながりますよ!...
リフォーム相見積の取り方
リフォームで相見積を取る時の5つのポイント|相見積の断り方もリフォームで相見積を取る時に注意すべき5つのポイントを、リフォーム設計のプロが解説。相見積は単純に見積総額が安いリフォーム会社を選ぶためのものではありません! ...
リフォーム会社の選び方決めかた
リフォーム会社の選び方|プロが教えるトラブルになりやすい会社の特徴リフォーム会社の選び方で最も重要なのは、トラブルにつながる気配のある会社を見分けること。リフォーム業界に長く居る筆者ならではの視点で、リフォーム会社の選び方をお話します!...
リフォーム会社紹介サイト2選
リフォーム会社紹介サイト比較|プロがおすすめするサイトは2つ!リフォーム会社紹介サイトのうち主な9サイトを、リフォームの設計19年の筆者が徹底的に比較。おすすめするサイトを「ホームプロ」「タウンライフリフォーム」とし、その理由も説明。おすすめできないサイトについても辛口のコメントも入れながら解説。 ...

リフォームの見積がどのように作られているか

リフォームの見積をどう見るかなどについて話す前に、まずはリフォームの見積がどのように作られているかを理解したほうがわかりやすいので、一番最初に説明します。

リフォームの見積にはたくさんの項目があり、それぞれの項目は数々の選択肢のなかから適切なものが選択されています。

ちょっとわかりにくいと思うので、トイレをリフォームする場合の例で考えてみましょう。

トイレの画像を使い、「選択が必要な部分」に番号をつけてみました。

この番号がついた部分について、それぞれ

  1. どんな工事内容にするか
  2. どんな材料を選ぶか

の選択が必要です。

トイレの工事内容

出典:TOTO

番号順にざっと選択肢を見てみると、

  1. 天井の壁紙(クロス)は張り替えるか
  2. 廻り縁(天井と壁の間にある木材)は交換するか、塗装するか
  3. 照明器具は交換するか、どんな器具か
  4. トイレにミラーはつけるか
  5. 壁紙は張り替えるか、タイル張りなど壁紙ではない材料を使うか
  6. 窓枠は交換するか、塗装するか
  7. 窓は交換するか、交換するならどんな窓にするか
  8. ウォシュレットはリモコンタイプか、それとも便座横に操作ボタンがつくタイプか
  9. 手洗い器は必要か、どんな手洗い器をつけるか、壁に埋め込むための壁工事は必要か、それともタンクに手洗い器がついているタイプか
  10. 収納は必要か、手洗い器についている収納で十分か、それとも別に吊戸などが必要か
  11. 紙巻き器は交換するか、棚付き?2連?それとも既存再利用か
  12. 体重がかけられる棚や手摺などのバリアフリー商品は必要か、取付方法はどんな工法なのか
  13. 巾木(床と壁の間にある木材)は交換するか、塗装するか
  14. 床材は張り替えるか、フロアタイルか、フロアシートか、フローリングか
  15. フロアシートの下に張ってある床合板は張り替えるか、上張りするか、既存再利用か
  16. 床下の配管(給水管)は交換するか、どんな管を使用するか、どの範囲で交換するか
  17. 便器はどんなものを選定するか
  18. コンセントは交換するか、アースはもともとついているか、新設するか

簡単にまとめてもこれだけの選択肢があります。

まるた
まるた
トイレだけでこれだけの項目と選択肢があるのだから、家全体のリフォームの場合はとんでもない項目と選択肢の数です!

リフォームの見積はこのようにたくさんの選択を積み重ねて作られています。

リフォームの見積を見る上で大事なこと、それは「どの選択肢を選んで作られた見積なのか」を理解すること。

次はそのことについてお話します。

スポンサーリンク

見積に含まれている内容の確認方法

リフォーム見積に含まれている内容を確認

どの選択肢を選んで作られたリフォーム見積なのかを確認することが大事だとお話しました。

  • 無垢のフローリングがいいと言ったのに、シートフローリングで見積されていた
  • 窓も交換すると思っていたのに、窓の交換は見積に含まれていなかった

などの行き違いをなくすためには、どの選択肢を選んで見積されているかを確認することが必要だからです。

まるた
まるた
リフォームでよくあるトラブルの1つが、工事が終わってから、「ここも新しくなると思ったのに」などの行き違いです

たくさんの選択肢の中の「どの内容」で見積されているかを把握するのはとても大変ですが、可能な限り理解しておくと行き違いは少なくなりますよ!

どの選択肢を選んで見積されているかはどうやって確認したらいいのだろう?

まずは見積の説明をしっかり聞きましょう。

そのリフォーム見積に

  • 含まれているもの
  • 含まれていないもの

をしっかり説明してもらってください。

見積書だけでなく、

  • 図面
  • カタログ
  • 仕上表
  • 商品(材料)リスト
  • 口頭での説明

などを組み合わせて、しっかり説明してもらいましょう。

たとえば、見積書に「フローリング張替」と明記されていても、どんなフローリング材なのかわからないですよね。

実際のサンプルやカタログなどを見せてもらうことで、どんなフローリングで施工されるのかを確認してください。

お施主様は素人なのでリフォームの見積書がわからないのは当然。

わからないことはどんどんリフォーム会社に質問しましょう。

リフォームの見積書|チェック方法

リフォームの見積書

リフォームの見積がどんな選択肢を選んでできたものかを確認することが重要だとお話しましたが、ここでは見積書を自分で見るときのチェック方法についてお話します。

リフォームの見積書にはよくわからない専門用語が並んでいるし、㎡数などの数量も正しいのかどうかわからないと思います。

分からない部分をすべて理解しようとすると大変な労力がかかりますので、そこまでする必要はありません。

ですが、わかる部分だけでも頑張って見てみてください!

わかるところだけをチェックするだけでも、色々発見できると思いますよ。

たとえば、

  • 外壁塗装だけをお願いしているのに、なぜか屋根の塗装が見積に入っている
  • 雨戸は全部シャッターに交換するはずなのに、なぜか雨戸塗装が見積に入っている
  • 壁紙張替の㎡数が明らかに他社と比べて多い
  • 太陽光は欲しいけれど蓄電池はいらないと伝えたのに、なぜか蓄電池が見積に入っている

のような、専門家でなくてもわかりそうな間違いを発見できる可能性があります。

ここだけの話、リフォームの見積は複雑なせいか、「かなりの確率で」間違いがあります。

あまりにも間違いが多い見積を持ってくる会社は要注意!

誤字脱字が多すぎる見積書も微妙です。

また、その間違いを指摘した時の担当者の対応もしっかり確認してくださいね。

スポンサーリンク

リフォームの追加見積

次はリフォームの追加見積についてお話します。

2回目以降にもらう見積のチェックは意外に簡単。

前の見積と比べてどこが変わっているのかをチェックすればいいだけです。

ですが、追加見積ならではの注意があるので説明しますね。

リフォームの場合、こまかく内容を打合せして決める前に、とりあえずの内容をリフォーム会社が選択し、その内容で見積を作り、契約をします。

これはリフォーム会社が契約するまでの見積作成やプラン作成を無料にしている都合によるもので、契約前に無料で何回もの打合せをすることができないことから、このような契約のしかたをしています。

これ自体は全然悪いことではなく普通のことなのですが、

  1. 見積提出
  2. 契約
  3. 何回かの打合せ
  4. 契約後に変更した内容で追加見積提出、再契約

と進んでいく中で、

  1. 契約後に変更した内容で追加見積提出

の段階になって、最初の見積に入れ忘れた項目を「黙って」入れる担当者が「結構」います。

たとえば、最初から外壁塗装をする予定だったのに、初回見積に足場の費用を入れ忘れてしまい、そのまま契約。

打合せで変更した内容で追加見積を作る時に、その足場代を「黙って」見積に入れるというような行為です。

まるた
まるた
見ていると半分以上の担当者が黙って追加していますね。私としてはかなり許せない行為です

初回の見積を検討した結果、その会社でリフォームすることを決めて契約したのに、その見積に入れ忘れたからといって、後から項目を「黙って」追加するのは信頼をなくす行為だと思いませんか。

見積をするのも人間ですから、間違いはあるかと思います。

でもそれを「黙って」後から見積に入れるのはどうでしょうか。

「説明した上でお施主様が納得すれば追加させていただく」というスタンスが、正しいあり方だと私は考えています。

ですので、そういった項目を見付けた場合は、遠慮することなく担当者に確認してみてくださいね。

もちろん、打合せで変更した内容が見積に追加されているのは当然のことですので、そこは混同しないようにしてください。

相見積におけるリフォーム見積の比較方法

リフォームの相見積

リフォームを相見積にする場合は、各リフォーム会社の見積を比較しなければなりません。

次は相見積の場合にどのように見積比較をすべきかについてお話します。

この記事の最初に、リフォームでは工事内容や材料の選択肢がとても多いことをお伝えしました。

たくさんの見積項目ごとにたくさんの選択肢があり、それぞれのリフォーム会社が「もっともお施主様の家に合う選択肢」を選択しながら見積を作成するので、各リフォーム会社の見積内容は決して同じにはなりません。

まったく同じ工事内容での見積ではありませんから、金額だけで比較してしまうとおかしなことになりますね。

まるた
まるた
1000円のラーメンと3000円のイタリアンを比較するようなものですよ!

全く同じ工事内容で各社が見積をすることは不可能で無意味だということは別記事で詳しく説明しています。

あわせてどうぞ!

リフォームで相見積を取る時の5つのポイント|相見積の断り方も

見積に含まれる内容をしっかり説明してもらい、その内容と見積を合わせて検討しましょう。

ただ、「リフォーム会社を選ぶ」という意味では、見積内容そのものよりも「会社との相性」が重要。

リフォーム会社の選び方についても別記事で詳しく説明しています。

こちらの記事もあわせて確認してみてくださいね!

リフォーム会社の選び方|プロが教えるトラブルになりやすい会社の特徴

スポンサーリンク

リフォームの見積|まとめ

リフォームの見積はたくさんの選択が積み重なってできていますから、単純に合計金額だけを見ればいいわけではありません。

どんな工事内容や材料で見積がされているのかを確認することが大切です。

ただ、リフォームの見積にはかなりの数の見積項目があり選択肢も膨大なので、見積項目をずべてきちんと理解するのはとても大変。

そんな状況の中、少しでも見積内容を理解するためには「見積書」だけでなく、

  • 図面
  • カタログ
  • 仕上表
  • 商品(材料)リスト
  • 口頭での説明

などで、しっかり説明してもらって確認をすることが大切です。

工事が終わってから「この工事も見積に入っていると思ったのに」などというトラブルがおきないために、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

プロ厳選!リフォーム会社紹介サイト&役立つ資料

リフォームで大事なポイントは、「よいリフォーム会社」「よい担当者」を見つけること。

リフォームにおけるあらゆる失敗は、ほとんどが「ダメな担当者」や「ダメな会社」を選んでしまったことが原因です。

相性のよい会社を見つけるために、リフォーム会社紹介サイトで複数の会社をチェックすることをおすすめします!

また、リフォーム会社に依頼する前に、自分自身がリフォームについて勉強しておくことも大切。

無料でもらえる資料を最大限に活用し、リフォームを学びましょう。

とはいえ、リフォーム会社紹介サイトも無料の資料もたくさんあって、どこに頼んでいいかわからない人もいますよね。

そこで、リフォーム設計のプロである筆者が、

  1. リフォーム会社紹介サイト
  2. リフォームに役立つ無料の資料

の中からおすすめのものを厳選して紹介していきます!

リフォーム会社紹介サイトのおすすめ!厳選2社

リフォームのプロである筆者が、数あるリフォーム会社紹介サイトの中から2社を厳選!

どちらのサイトも無料で使えますので、気軽に試してみてください。

なぜその2社がおすすめかを知りたい人は、別記事で詳しく説明しているのでこちらをどうぞ。

リフォーム会社紹介サイト比較|プロがおすすめするサイトは2つ!

リフォーム会社紹介サイトおすすめ「ホームプロ」

ホームプロ

おすすめのリフォーム会社紹介サイト、1つめは「ホームプロ」。

ホームプロは、自分であれこれ研究してリフォーム会社を選びたい人におすすめのサイトです。

リフォーム会社の口コミや情報がたくさんまとめてあります。

公式サイト

ホームプロ

関連記事

リフォーム会社紹介サイト【ホームプロ】で最適な会社探し!プロが教える使いかた

リフォーム会社紹介サイトおすすめ「タウンライフリフォーム」

タウンライフリフォーム

おすすめのリフォーム会社紹介サイト、2つめは「タウンライフリフォーム」。

タウンライフリフォームは、まずはプランと概算をもらって、その内容で会社を選びたい人におすすめのサイトです。

  1. リフォームのアイデアとアドバイス
  2. 概算見積
  3. プラン

の3点セットが複数の会社からもらえます。

公式サイト

タウンライフリフォーム

 

関連記事

タウンライフリフォーム|複数のプランで楽しく会社選び!プロが教える使いかた

スポンサーリンク

リフォームに役立つ資料【無料】のおすすめ!厳選3社

「リフォームに興味はあるけれど、まだリフォーム会社に連絡するのは早いかな」

と思っている人におすすめなのが「リフォームの資料請求」。

無料で請求できるし、何よりすごく参考になります!

リフォームのプロである筆者が実際に資料を取り寄せ、特におすすめの資料を3つに厳選!

  1. リノベる。(全国)
  2. グローバルベイス(東京・神奈川・埼玉・千葉)
  3. リノデュース(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城)

なぜその3社の資料がおすすめかを知りたい人は、別記事で詳しく説明しているのでこちらをどうぞ。

リフォームに役立つ資料【無料】3選+α|リフォーム設計のプロが厳選

リフォームの資料おすすめ「リノベる。」

リノベるの資料

リフォーム資料のおすすめ、1つめは「リノベる。」の資料。

リフォームに必要な情報が過不足なくまとめられていて、とてもわかりやすいのが魅力!

資料請求

リノベーションのことがよく分かる資料
「RENOVERU FILE.」お申込みはこちら→リノべる。

関連記事

リノベる。のリフォーム資料が役に立つ!リフォーム設計のプロが内容を紹介

リフォームの資料おすすめ「グローバルベイス」

グローバルベイスの資料

リフォーム資料のおすすめ、2つめは「グローバルベイス」の資料。

特に魅力的なのがおしゃれな施工事例集です!

資料請求

フルリノベーションならマイリノ

※リンク先右上の「まずは相談(無料)」をクリックすると、資料請求ページに行けます。

関連記事

グローバルベイスの資料はおしゃれな施工事例が魅力!リフォームのプロが内容を紹介

リフォームの資料おすすめ「リノデュース」

リノデュースの資料

リフォーム資料のおすすめ、3つめは「リノデュース」の資料。

情報量たっぷりのSERVICE & STYLE BOOKが魅力です。

資料請求

好きな物件を好きなデザインで。完全自社設計・施工【リノデュース】

※リンク先右上の「(無料)資料請求はこちら」をクリックすると、資料請求ページに行けます。

関連記事

リノデュースの資料は情報満載!リフォームのプロが内容を紹介

こちらの記事もおすすめ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA