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リフォームを安い費用で成功させる6つのコツ!リフォーム設計のプロが解説

リフォームを安い費用で
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リフォームを安い費用で行いたい。

そんなお施主様によく出会います。

リフォームは安い買い物ではないので、「少しでも費用を安くおさえたい」と思うもの。

筆者は一級建築士でリフォーム設計歴20年のプロですが、リフォームの費用は本当にちょっとしたことで大きく変わることを日々実感しています。

  • キッチンのカウンターにこだわり、シリーズを変更したら、割引率が悪く50万円以上高くなってしまった
  • お風呂リフォームの数年後に洗面所のリフォームをしたら、張り替えたばかりの床をまた張り替えないといけなくなってしまった
  • キッチンのリフォームをした直後に床下で給水管から漏水し、せっかくきれいにした床を解体して給水管を交換することになってしまった

このようなことが、リフォームの現場では、日常的に起こっています。

リフォームを安い費用でしたいなら、何社かに相見積を取って、一番安い会社に依頼するのがよいのでは?

そう考える人も多いと思いますが、リフォームは「クレーム産業」と言われるほど失敗の多い業界。

残念なリフォーム会社に依頼してしまうと、いくら安い費用でリフォームができたとしても、

  • 高額な追加請求をされたり、
  • 最低な仕上がりで満足できなかったり、
  • やり直し工事が必要になり、別に費用がかかったり、

などの失敗につながり、リフォームを成功させることはできません。

では、安い費用でリフォームを成功させるコツは何か。

この記事では、リフォームを安い費用で成功させるコツを6つ紹介します。

また、いくら安い費用でリフォームができたとしても、やらない方がいいことについても解説。

ぜひ、最後まで読んで、安い費用でも納得のいくリフォームができる知識をつけましょう!

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リフォームを安い費用で行う6つのコツ

リフォームを安い費用で行うコツ6つを、まずは一気に紹介します。

  1. お得に買える材料を選ぶ
  2. こだわりの実現にかかる費用を意識する
  3. まとめてリフォームした方がお得なものを知る
  4. こだわらなくていいものはグレードを落とす
  5. 補助金と減税
  6. よいリフォーム会社のよい担当者を見つける
なんだか、どこかで聞いたことのある内容ばかりだわ

確かに、項目だけを見ると、当たり前のことばかりに思えるかもしれません。

でも、筆者はリフォーム設計歴20年のプロ。

安い費用でリフォームを成功させられるコツを、知り尽くしていますよ!

通り一遍のことだけでなく、実例や具体的な方法も交えて、これら6つのコツを詳しく解説していきます。

 

リフォームを安い費用で成功させるコツ①お得に買える材料を選ぶ

リフォームを安い費用で成功させるコツ、1つ目はお得に買える材料を選ぶこと。

勘違いしてほしくないのですが、「お得に買える材料を選ぶ」ことは、「チープな材料を選ぶ」こととは違います。

チープな材料を選べば、安い費用でリフォームができるのは当たり前。

でも、満足度を考えたら、それでリフォームが成功した!とは言えませんよね。

では、「お得に買える材料を選ぶ」とはどういうことか。

それは、自分が納得するグレードの範囲内で、より安く購入できる材料を選ぶということ。

具体的に言うとこんな感じ。

リフォーム会社A

  • TOTOの商品を多く採用しているため、安く仕入れることができる
  • リクシルの商品はあまり安く仕入れられない

このリフォーム会社Aにリフォームを依頼する場合、キッチンセットはリクシルのキッチン商品「リシェルSI」を選ぶよりも、同ランクのTOTO商品「クラッソ」を選んだ方がお得。

リクシル「リシェルSI」

リフォームを安い費用で

 

TOTO「クラッソ」

リフォームを安い費用で

 

どうしても、「リシェルのセラミックワークトップが欲しいんだ」という人は別ですが、特にそこまでこだわらない場合は、TOTOのキッチンでも十分満足できる可能性があります。

リクシルリシェルSIのセラミックワークトップ

リフォームを安い費用で

 

逆にTOTOのキッチンには、TOTO独自の「クリスタルカウンター」があるので、「セラミックワークトップでなくてもいいかな」と考え直す人もいそう。

TOTOクラッソのクリスタルカウンター

リフォームを安い費用で

 

しかも、TOTOクラッソのきれい除菌水も魅力的。

TOTOクラッソのきれい除菌水

リフォームを安い費用で

 

このように、「このキッチンブランドがいいな」と思っていたとしても、お得に買えるキッチンブランドも一度チェックしてみると、「あれ?こっちのキッチンも気に入ったかも」となる可能性があります。

各リフォーム会社によって、安い価格で仕入れられるメーカーや商品は異なるので、「お得な商品はどれですか?」と聞いてみるといいですよ。

まるた
まるた
材料メーカーとリフォーム会社とが提携して、割引率アップのキャンペーンをすることもあります!

キッチンに限らず、ユニットバスやフローリング、室内ドア、窓など、あらゆる材料に、定価と仕入れ価格があります。

キッチン、ユニットバス、洗面台の3点セットだけでも、仕入れ価格が安いメーカー品を使う場合とそうでない場合とでは、100万円以上の差がつくこともザラ。

さらに、フローリングや窓、室内ドアなども加われば、価格の差はますます大きく開きます。

「どうしてもこのメーカーのこの商品でないとダメなんだ」という材料以外は、リフォーム会社が安く仕入れられる商品を積極的に使いましょう。

 

リフォームを安い費用で成功させるコツ②こだわりの実現にかかる費用を意識する

リフォームを安い費用で成功させるコツ、2つ目はこだわりの実現にかかる費用を意識すること。

例えば、リフォームで「小屋裏収納を造りたい」という要望があったとします。

屋根を支える屋根組の状況にもよりますが、ほとんどの場合、リフォームで小屋裏収納を造ろうとすると、骨組みがジャマしてたいしたスペースがとれません。

そして、小屋裏収納は法規的に天井高が1m40cmまでしかとれません。

まるた
まるた
中腰です。めちゃくちゃ腰に負担がかかります。

そんな使いにくくて狭い小屋裏収納を造るためには、造り方にもよりますが100万円以上は普通にかかります。

それでも小屋裏収納を造りたいですか?

ほとんどの場合、答えは「否」。

「20~30万円くらいなら小屋裏収納がほしいなと思ったけど、そんなにかかるならいらない」

「しかもそれだけお金をかけても使いにくそう」

という人がほとんどです。

小屋裏収納よりももっと小さな例をもう1つ。

「巾103cm×奥行330cmの収納がほしい」

など、こまかなサイズや仕様の指定で、費用が大幅にアップすることがあります。

既製品にあるサイズや仕様なら、安く仕入れられて取付費用も安くおさえられますが、特殊なサイズや仕様だと家具屋さんにオーダーでゼロから作ってもらわなければなりません。

「壁と壁の間に家具をぴったり納めたいんだ」という場合も、既製サイズの家具を入れてすき間を他の材料で埋めるなどの対応をすることが可能。

要望をほんのちょっと妥協するだけで、大幅に安い費用で同じような満足度が得られる可能性も。

必要以上にこだわり過ぎず、そのこだわりにいくらくらいかかるかを常に確認するようにしましょう。

 

リフォームを安い費用で成功させるコツ③まとめてリフォームした方がお得なものを知る

リフォームを安い費用で成功させるコツ、3つ目はまとめてリフォームした方がお得なものを知ること。

例えば、洗面所のリフォームをした翌年に、隣接するユニットバスの工事をしたとします。

その場合、洗面所の床と一部の壁は2度張り替えることになり、不経済です。

また、外壁塗装をした翌年に2階の窓を交換する場合、足場を2度組むことになり、これも不経済。

基本的に、リフォームのトータルコストは、少ない回数で一気に施工するのが最安。

そうは言っても、その時々でかけられる費用があるので、できるだけロスのでないようリフォーム範囲を決めていきましょう。

そして、見落としがちなのが「配管」。

特に、給水管や給湯管は、使用している管種にもよりますが、20年前後で劣化します。

水廻り設備の交換をする際は、配管の交換もあわせて検討することをおすすめ。

リフォーム後に床下や壁中で漏水すると、せっかくきれいに仕上げた床や壁を壊して修理をすることになります。

 

リフォームを安い費用で成功させるコツ④こだわらなくていいものはグレードを落とす

リフォームを安い費用で成功させるコツ、4つ目はこだわらなくていいものはグレードを落とすこと。

たとえば、

  • あまり使わない部屋のエアコンに、機能満載のものを選んだり、
  • 取っ手のデザインが気に入ったからと、キッチンセットのブランドを高級なものにしたり、
  • 汚すことがわかりきっている子供部屋に、高級なフローリングや壁材を選んだり、

など。

リフォームをする際、「優先順位をつける」のは、とても重要なこと。

全てにこだわっていると、予算がいくらあっても足りません。

こだわる場所とこだわらない場所を分け、メリハリをつけてリフォームの内容を検討しましょう。

 

リフォームを安い費用で成功させるコツ⑤補助金と減税

リフォームを安い費用で成功させるコツ、5つ目は補助金と減税をうまく利用すること。

リフォームには、補助金や減税対象になるものがあります。

とはいえ、その制度はかなり複雑怪奇。

どの工事が補助金や減税対象になるかなどの詳細については、専門知識がない人には相当に難しく、理解が困難です。

ですので、工事を依頼するリフォーム会社に使える補助金や減税がないかを確認してもらい、申請の手続きもやってもらうことを強くおすすめします。

でも、どんな補助金があるのか知りたいな

そうですよね。補助金の種類は色々ありますが、よく使われる補助金を2つ紹介します。

  1. グリーン住宅ポイント制度(最大600,000ポイント)
  2. 長期優良住宅化リフォーム推進事業補助金(最大300万円)

1つずつ説明します。

 

グリーン住宅ポイント制度

グリーン住宅ポイント制度というとピンとこないかもしれませんが、「エコポイント」という言葉なら聞いたことがある人も多いと思います。

  • 節電機能のある住宅設備を採用
  • 窓やドアなどに断熱性能の高い材料を使用
  • 屋根や外壁、床下や天井に断熱工事

このような工事をすると、地球にやさしい=エコなので、エコポイントがもらえて、そのポイントで色々なものと交換できるという制度です。

グリーン住宅ポイント制度

 

長期優良住宅化リフォーム推進事業補助金

長期優良住宅化リフォーム推進事業補助金は、最大300万円がもらえる補助金制度なので人気があります。

ただ、年度ごとに予算が決まっているため、期中に予算がなくなると公募が終了することも。

  • 劣化しにくい材料を使う
  • 耐震工事を行う
  • 断熱性能を上げるなど、省エネルギー対策を行う

など、住宅を長く持たせるための工事を行うと、もらえる補助金です。

ただし、工事前に「インスペクション」という専門家による調査が必要。

大手リフォーム会社には、インスペクションができる「既存住宅状況調査技術者」が、たいてい在籍しているので、多少費用がかかりますが、別の調査会社に依頼する手間がかかりません。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

 

リフォームを安い費用で成功させるコツ⑥よいリフォーム会社のよい担当者を見つける

リフォームを安い費用で成功させるコツ、7つ目はよいリフォーム会社のよい担当者を見つけること。

この7つめのコツが最も重要!です。

ここまでにお話してきた「安い費用でリフォームを成功させるコツ」ですが、お施主様だけが注意してもなかなかうまくいくものではありません。

たとえば、どうでもいいようなことにこだわって、リフォーム価格が大幅にアップしそうなときに、「そこはこちらにしたほうが、費用がさほど上がらずにできますよ」などのアドバイスができる担当者の存在が必要です。

では、ダメな担当者だとどうなるか。

  • アドバイスも何もなく、施主の言いなりで施工し、膨大な追加金額を請求する
  • しかも、費用をかけたわりに使いにくい

など、よい担当者とは天と地ほどの差がでます。

よいリフォーム会社のよい担当者は、知識が豊富。

  • 安い費用でリフォームをする方法も、
  • 使える補助金や減税についての知識も、
  • もちろんこだわる場所についての、よりよい費用のかけ方も、

たくさんの選択肢の中から、お施主様にとってベストなものを選んでくれますよ。

でも、先にお話した通り、リフォームはクレーム産業。

よいリフォーム会社のよい担当者は、幸せの青い鳥と同じくらい見つけにくい状況です。

リフォームを安い費用で
まるた
まるた
幸せの青い鳥で、ぱっと頭に浮かんだので…
  • すでに信頼できる担当者が居る
  • 近所に評判のいいリフォーム会社がある

という人は、末永くその人に家をお任せしてください。

ダメ担当者があふれかえるリフォーム業界で、信頼できる担当者に出会えたことは、本当に素晴らしいことです。

よいリフォーム会社のよい担当者なんて心当たりないよ

そういう人は、必ず「複数の」リフォーム会社に声をかけてみましょう。

比較することで、どの担当者とならよいリフォームができそうかを判断してみてください。

  • メールのやり取り
  • 質問に対する回答
  • 要望に対するアドバイス

などなど、いたるところで、自分に合う合わないが明確にわかるはずです。

注意してほしいのは、複数のリフォーム会社に声をかけるのは、より安い見積を出す会社を選ぶためではないということ。

よいリフォーム会社のよい担当者は、予算が合わなくても、なんとかして合わせる方法を探し出してくれますよ。

まるた
まるた
もちろん、10万円でキッチンを改装したい!などの、無理な要求をかなえてくれるという意味ではありません

複数のリフォーム会社を比較するのに便利なサイトがあるので、よいリフォーム会社のよい担当者に心当たりがない人は使ってみてください。

リフォーム会社比較サイトは数多くありますが、リフォーム設計のプロである筆者がくまなくチェックして、おすすめできるのは以下2サイトだけです。

  1. ホームプロ
  2. タウンライフリフォーム
どちらの比較サイトがいいの?

この2つのリフォーム会社比較サイトは、お施主様のタイプによってどちらを選ぶべきかが異なります。

  • 自分であれこれ研究して、リフォーム会社を選びたい人
  • まずは匿名で利用したい人

→ホームプロがおすすめ。

ホームプロ

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ホームプロは情報満載のサイトなので、自分であれこれ研究して、リフォーム会社を選びたい人におすすめ。

 

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  • とりあえず、リフォームプランと見積をいくつかもらってから検討したいという人

→タウンライフリフォームがおすすめ

タウンライフリフォーム

タウンライフリフォーム
タウンライフリフォームは、簡単な登録をするだけで、リフォーム計画3点セットが複数の会社から届きます。

 

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なぜ、この2つのサイトがおすすめなのかについては、別記事で解説しています。あわせてどうぞ。

リフォーム会社比較サイトランキング|プロおすすめは2サイトだけ!

各リフォーム会社比較サイトについて、詳しく説明した記事はこちら。

ホームプロの評判や口コミ!トラブルに遭わない使い方を建築士が解説

タウンライフリフォームの評判【使い方にコツが必要!】プロが解説

 

安い費用でリフォームができるけれど、おすすめしないもの

ここまでに、安い費用でリフォームを成功させるコツについてお話してきましたが、次はおすすめしないコストダウン方法について解説します。

リフォーム費用を安くすることができても、やらない方がいいことは4つ。

  1. 安いリフォーム会社に依頼
  2. 安易に安い材料を採用
  3. 施主支給
  4. 別途手配

1つずつ説明します。

 

安いリフォーム会社に依頼

安い費用でリフォームができるけれど、おすすめしないもの、1つ目は安いリフォーム会社に依頼すること。

これについては、ここまでに何度もお話しているように、ダメなリフォーム会社のダメな担当者に依頼してしまうと、リフォームが成功することはまずないから。

  • 見積が安くても追加請求が高額
  • 仕上がりが最低
  • 大切な家を構造面含めて、大切に扱ってもらえない

など、不安要素しかありません。

もちろん、安くてよいリフォーム会社もあります。

でも、「金額が安いからリフォームを依頼する」というのは、失敗の元です。

 

安易に安い材料を採用

安い費用でリフォームができるけれど、おすすめしないもの、2つ目は安易に安い材料を採用すること。

リフォームの材料にはコストダウンを狙った商品がたくさんありますが、場合によってはそれらの商品を使わない方がいいケースも。

たとえば、リフォーム便器。

リフォームを安い費用で リフォームを安い費用で

出典:TOTOリモデル便器

パッと見、普通の便器ですが、この便器は給排水位置を移動する必要がないので、水道工事が安く済みます。

でも、排水管の形状的に詰まりやすい。

筆者は、このリフォーム便器を使って詰まった現場をいくつも見てきました。

最近の便器は節水なので、少量の水で汚物を流します。

それなのに、この複雑な排水管形状だと、やっぱり詰まりやすいんですよね。

また、築20年以上経っている場合は、床下の給水管が劣化している可能性も。

床から上の給水部分だけを新しくしても、床下の給水管は劣化したまま残るので、近い将来、床下で漏水してしまうかもしれません。

そうなると、せっかくきれいに張り替えた床を壊して給水管を交換することになります。

築年数が浅くて、床や壁の内装をやり替えたくない場合は別ですが、床や壁の仕上げをやり替えるのなら、リモデル便器ではない通常の便器を採用する方が安心。

別の例では、雨漏れしている屋根に、カバー工法の屋根材を使用するのもおすすめできません。

雨漏れしているということは、屋根下の木部が腐っている可能性が高いということ。

カバー工法で屋根を施工する場合は、必ず下地の状態をチェックしてからにしましょう。

 

施主支給

安い費用でリフォームができるけれど、おすすめしないもの、3つ目は施主支給。

よく、「施主支給でリフォーム費用をグッと安くおさえました!」みたいな話を聞きますが、筆者はおすすめしません。

理由は2つ。

  1. 責任の所在があいまいになる
  2. リフォーム会社側にデメリットしかない

1つずつ説明します。

 

施主支給は責任の所在があいまいになる

施主支給をおすすめしない理由、1つ目は責任の所在があいまいになること。

この「責任の所在」が施主支給最大のデメリットです。

たとえば、エアコンを施主支給し、取付けはリフォーム会社に依頼したケース。

故障してしまったとき、どこが原因なのかがわかりにくいのです。

リフォーム会社に連絡したら、「それは製品上の不具合なので、エアコンメーカーに連絡してください」と言われ、エアコンメーカーに連絡したら、「それは施工が悪かったことが原因なので、リフォーム会社に連絡してください」などと、たらいまわしにされる可能性も。

エアコンのように単純なものなら、まだなんとかなるかもしれませんが、「無印良品のキッチンをお施主様が手配して、リフォーム会社に取付けてもらった」などのケースは、もっと責任の所在があいまいになります。

 

リフォーム会社側にデメリットしかない

施主支給をおすすめしない理由、2つ目はリフォーム会社側にデメリットしかないこと。

筆者はリフォーム設計歴20年のプロですが、施主支給はリフォーム会社側にとって、

  • 儲けにならない
  • 面倒くさい

など、デメリットしかないので、対応すべき時は対応しますが、あまりに煩雑な場合は管理費をいただくことにしています。

基本的に「施主支給」とは、施主が

  1. 自分で適した材料を選び
  2. 工事時期に合わせて自分で手配する

もの。

例えば、壁紙を支給するのなら、自分で必要なメーター数を拾い、自分でこの壁紙はここに貼ってくださいと指示を出す。

本当ならば、副資材である「のり」なども自分で用意すべき。

まるた
まるた
ちょっと意地悪に聞こえるかもしれませんが、壁紙の費用をもらえないリフォーム会社にこれらの仕事をやらせるのは、筋が違うのです

「洗面所の壁紙だけは、どうしてもネットで見つけたこの壁紙が張りたい」

「リビングの照明だけは、お気に入りのこの照明器具をつけたい」

など、少量の施主支給ならリフォーム会社も、上記のような杓子定規なことは言わないと思いますが、

「キッチンセットやユニットバスはこの商社で安く買えそうだから支給したい」

「どのサイズがいいか教えてください」

「この窓につけるロールスクリーンをネットで安く買いたいから、サイズを指示してください」

ここまでの施主支給になると、おそらく、リフォーム会社はいい顔をしないでしょう。

お施主様が得することで、リフォーム会社が割を食うからです。

大手リフォーム会社だと、そもそも施主支給をお断りすることも。

施主支給は、何かあったときに本当に困ります。

ちょっとしたものならまだしも、あまり多用するのはおすすめしません。

 

別途手配

安い費用でリフォームができるけれど、おすすめしないもの、4つ目は別途手配。

先の施主支給とちょっと似ていますが、トイレのリフォームはこの業者、キッチンのリフォームはこの会社などと、業者を分けることも、あまりおすすめではありません。

よくあるのが、外壁塗装と室内リフォームを別業者に依頼する例。

  • 足場を共有することになったり、
  • 工事のタイミングを合わせるのが難しかったり、

など、たいして安くならないわりに、各業者への負担が大きくなります。

そして、その負担分は、見積に計上されるはず。

エアコン工事や外構工事を別業者に依頼することはわりとよくありますが、その他の工事は1つのリフォーム会社にまとめて依頼することをおすすめします。

 

リフォームを安い費用で成功させるコツ|まとめ

リフォームを安い費用で成功させるコツについて、お話してきました。

お話してきたコツの中で、最も重要なのは「よいリフォーム会社のよい担当者」を選ぶこと。

よいリフォーム会社のよい担当者は、知識が豊富なので、安い費用でリフォームする方法を知り尽くしています。

予算に合わせて、あなたの家に最も適したリフォームを提案してくれるはず!

安い費用しかかけられないからといって、よいリフォームができないということはありません。

こだわるところには費用をかけ、こだわらなくていいところは費用をかけない施工方法や材料を探す。

メリハリをつけることも大切です。

納得のいくリフォームが、納得の価格でできますように。

リフォームを納得の値段と内容で行うためには、リフォーム会社選びが重要です。

リフォーム設計のプロである筆者が選んだ、比較サイトなら、リフォーム会社の良し悪しが簡単に比較できますよ。

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相性のよい会社を見つけるために、リフォーム比較サイトで「複数の」会社をチェックすることを、「強く」おすすめします。

比較しないと、「これがふつうなのかな?」などと勘違いし、リフォーム会社や担当者のダメさに気づけません。

また、リフォーム会社に依頼をする前に、自分自身がリフォームについて勉強しておくことも大切。

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