レンジフードの交換はどこに頼むのがおすすめか。
リフォーム設計のプロである筆者が、おすすめの依頼先とそうでない依頼先について解説します。
レンジフードの交換をしてくれる依頼先には、以下のようなものがあります。
- リフォーム会社
- ハウスメーカー
- 工務店
- 換気扇メーカー
- 水廻り設備の仕入れが得意な設備会社
- ホームセンター
- 家電量販店
- 職人さん(業者さん)との直接取り引き
これらの中で、プロである筆者がおすすめできる依頼先は3つ。
その3つの中から、あなたにとって最良の依頼先を探す方法についてお話していきます。
また、おすすめできない依頼先が5つ。
こちらも、なぜおすすめできないのかをわかりやすく説明します。
レンジフードの交換は簡単そうに見えて、既存のタイルやキッチンパネル、吊戸、天井クロスとの取り合いなど、意外に難易度が高め。
レンジフードの商品選びや、どこに頼むかを間違えてしまうと、残念な仕上がりになりかねません。
ですので、レンジフード交換という簡単な工事でも、どこに頼むかはめちゃくちゃ重要。
さっそく、「レンジフードの交換はどこに頼むのが正解？」に対する、筆者の回答からお話していきますね。
レンジフードの交換はどこに頼むのが正解か
レンジフードの交換はどこに頼むのがおすすめなのか。
これに対する筆者の答は、コレ。
↓ ↓ ↓
- かかりつけの依頼先
または、
- これからかかりつけになってくれる依頼先
こんなふうに思った人も、まずは聞いてください。
日々生活をしていると、大小問わず、いろいろなリフォームが必要になります。
たとえば、
- レンジフードの交換
- コンセントの増設
- 蛇口の交換
- キッチンのリフォーム
- 間取りの変更
などなど。
これらのリフォームをする都度、どこに頼むかを考えることになるのですが……
／
リフォームはクレーム業界で、
評判の悪いリフォーム会社や
ダメな担当者だらけ！
＼
リフォームをするたびに、新しい依頼先を探していたら、ハズレを引いてしまう確率が限りなく高くなってしまうのです。
ハズレを引かないために唯一できることが、先にお話した「かかりつけ」を見つけること。
小さなリフォームも、大きなリフォームも、あなたの家ごとまるっとお任せできる依頼先を探していきましょう。
そうですよね。
次は、その「かかりつけ」の探し方について、お話していきます。
レンジフードの交換はどこに頼む？かかりつけの探し方
レンジフードの交換は、「かかりつけ」に依頼するのが筆者のおすすめだとお話してきました。
ここでは、その「かかりつけ」をどうやって探すかについて、説明していきます。
あらためて、レンジフードの交換をしてくれる依頼先を見てみましょう。
- リフォーム会社
- ハウスメーカー
- 工務店
- 換気扇メーカー
- 水廻り設備の仕入れが得意な設備会社
- ホームセンター
- 家電量販店
- 職人さん(業者さん)との直接取り引き
これら7つの中で、筆者がおすすめする依頼先は以下3つ。
- リフォーム会社
- ハウスメーカー
- 工務店
この3つの依頼先の中から、あなたの家のかかりつけになってくれる会社を見つけます。
そうですよね。
これら3つの依頼先の中にも、ハズレはたくさん潜んでいるので、油断できません。
「かかりつけ」の会社探しには、ちょっとしたコツが必要なのです。
別記事でわかりやすく解説しているので、この記事とあわせて確認してみてください。
↓ ↓ ↓
レンジフードの交換だけでなく、すべてのリフォームに有効なコツです。
疑問に思いますよね。
それについては、次の「おすすめできない依頼先」で説明します。
レンジフードの交換はどこに頼む？おすすめできない依頼先
レンジフードの交換をする際、筆者がおすすめしていない依頼先は以下4つです。
- 換気扇メーカー
- 水廻り設備の仕入れが得意な設備会社
- ホームセンター
- 家電量販店
- 職人さん(業者さん)との直接取り引き
まず、大前提として、あなたの家の「かかりつけ」になってもらう会社は、すべての工事について知識と技術があることが必要。
レンジフードの交換だけでも、以下のような場合、筆者がおすすめしていない依頼先では対応ができません。
- レンジフード交換によって天井クロスを傷めてしまい、クロス補修が必要になった
- 既存ダクトの施工が悪く、ダクトを交換する工事が必要になった
などなど。
すべての業種の工事に対応できるという意味で、筆者は以下3つの依頼先をおすすめしているのです。
- リフォーム会社
- ハウスメーカー
- 工務店
逆に、おすすめしていない依頼先は、すべての業種の工事に対応することができません。
1つずつおすすめできない依頼先について、解説していきますね。
換気扇メーカーへのレンジフード交換工事依頼をおすすめしない理由
換気扇メーカーでのレンジフード交換がおすすめできない理由は、ただ1つ。
換気扇メーカーでは、すべての業種の工事に対応できないから。
先にお話した通り、何かイレギュラーなことがあった場合、換気扇メーカーでは対応がしきれません。
レンジフードが問題なく交換できたとしても、これからあなたの家に必要なリフォームをすべてお任せすることはできず、「かかりつけ」になってもらうこともできません。
換気扇メーカーに依頼したからといって、値引き率が高くなるわけでもないので、依頼するメリットはほとんどないと思います。
水廻り設備の仕入れが得意な設備会社へのレンジフード交換工事をおすすめしない理由
「水廻り設備の仕入れが得意な設備業者」とは、
- ユニットバス60％OFF
- 水廻り4点パック100万円
など、格安で水廻り商品を提供する会社のこと。
よくチラシが入るので、目にする人は多いと思います。
筆者がこれらの会社をおすすめしない最大の理由が、トラブルの多さ。
元々トラブルの多い業界の中でも、この格安設備業者系のクレームは群を抜いています。
また、これらの会社がもっとも得意とするのは、「仕入れ」。
今と同じ大きさで同じ種類のものを交換することはできますが、サイズが変わったり、イレギュラーな工事に対応することはあまり得意ではありません。
これでは、あなたの家の「かかりつけ」になってもらうことはできません。
ホームセンターや家電量販店へのレンジフード交換工事依頼をおすすめしない理由
ホームセンターや家電量販店でも、レンジフードの交換をやってもらえます。
店舗で事前に実物が確認できたり、割引率が高かったり、ポイントがついたりと、いいことだらけ。
では、なぜ筆者がホームセンターや家電量販店でのレンジフード交換をおすすめしないのか。
それは、最終的に職人さん(業者さん)との直接のやり取りになるから。
申込みやお金の支払い、日程調整などはホームセンターや家電量販店の担当者がやってくれますが、その後のやり取りは基本的に職人さんと直接行うことになるケースがほとんど。
ホームセンターや家電量販店の担当者は、基本的に現地には来てくれないのです。
職人さんにはクセの強い人が多め。
もちろん、いい職人さんもたくさん居ます。
でも、やっぱり職人さんとの直接の取り引きはトラブルが多いのです。
実例として、筆者がエアコンを家電量販店で購入したときの話をします。
家電量販店で買って取付けたエアコンの室外機から異音がするので、家電量販店に連絡しました。
家電量販店の担当者は現地を見に来ることなく、職人さんを手配。
取り付けた職人さんとは別の人が来ましたが、「これくらいの音はふつうです」と何もせずに帰ろうとしました。
さすがに、筆者は建築関係者なので、室外機の水平が取れていないのが原因だし、この音はふつうではないと反撃し、直してもらいました。
でも、これが建築関係者でなく、ふつうの人だったら、どうでしょうか。
何も手直しをしてもらえず、帰られてしまったと思います。
あなたは、筆者のような不具合があったとき、職人さんに「それはおかしい！」と反撃できますか？
この質問に自信をもってＹＥＳと言えないなら、ホームセンターや家電量販店への工事依頼は辞めておいた方が吉です。
職人さん(業者さん)との直接取り引きでのレンジフード交換工事依頼をおすすめしない理由
職人さんや業者さんとの直接の取り引きが大変だという話はすでにしたので、ここではマッチングサイトについてお話します。
リフォーム会社や工務店を介さず、職人さんに直接いろいろな工事を依頼できるサービスが最近増えています。
興味津々で、サイトをチェックしてみましたが……
／
1㎜も
おすすめできません！
＼
おすすめできない理由は3つ。
- 施主支給品での工事をふつうに行っていること
(トラブルが多いので、大手リフォーム会社はあまりやりません) - 建築確認申請が必要なカーポート取り付け工事まで、施主支給品で行っていること
(サイト上には確認申請について一切触れていませんでした。違法建築物になります。) - そもそも、職人さんとの直接取り引きは、めちゃくちゃ大変
突っ込みどころ満載で、とてもおすすめできるものではありませんでした。
施主支給品って、とっても難しいんですよ。
それがよくわかる口コミがこちら。
↓ ↓ ↓
こちらで用意した蛇口が適してないとのことで、出張費だけとられました。
残念です。
くらしのマーケットは以後、利用しません。
出典：くらしのマーケット
このケース、プロである筆者からすれば、出張費を取られるのは当然です。
時間と交通費を使って仕事をしに行ったのに、施主が用意したものが悪い＝施主のせいで仕事ができなかったのですから、職人さんが費用を請求するのは当たり前。
ただ、こんなリスクがあるのをわかった上で、施主支給品での仕事を請けた職人さん側にも問題があります。
さらに、施主支給の商品に不具合があった場合も、材料に問題があるのか、工事に問題があったのかで揉めるケースも。
このように、施主支給はトラブルだらけなのです。
まったく施主支給をするなとは言いませんが、紙巻器やタオル掛け程度の簡単なものだけにすることを、筆者は強くおすすめします。
次は、このように考えている人に向けて、お話していきます。
レンジフードの交換は、どこに頼むかをこだわる必要がある？
レンジフードの交換くらいなら、どこに頼むかはそれほど重要ではないと考える人は、少なくありません。
でも、先にお話したように、イレギュラーなことが起きるケースがあるのです。
- 工事中にダクトの交換や補修も必要だと判明し、大工さんの工事やクロス屋さんの工事を手配しなければならなくなった
こんなとき、電気屋さんに直接依頼していたら、大工さんや内装屋さんの手配はあなたがしなければなりません。
それぞれの工事範囲や、日程調整などの工事管理もしなければならないのです。
どんな小さな工事でも、必ずイレギュラーなことが起きるリスクを背負っています。
先に話した筆者のエアコン交換工事も、異音というイレギュラーなことが起こったことがきっかけで、イヤな思いをすることになりました。
こんなイヤな思いをするくらいなら、最初から依頼先にこだわるべきだったと今では思います。
それでも、「自分だけは大丈夫」と考える人も多いと思うので、レンジフードの交換工事で失敗してしまった人の口コミを張っておきますね。
とにかく酷すぎる。
他の方も書いておられますが本当にガサツでびっくりしました。
以前の物を取り外した後、床にそれを置く時にバンバン音がうるさいぐらいで隣の部屋にいましたが心配になって見に行きました。
その後も目の前で投げる感じで置かれたのでさすがに丁寧にしてくださいと言ったぐらい。
養生もせず取り外し後は通路に直置き。
通路にもゴミが散乱。
最後掃き掃除もなし。
取り外した後も素手でしてたのでその手で壁紙や新しい換気扇も油汚れがべったり。
拭き掃除もする気配はなかったので本体は新品なので拭いてくださいといいました。
壁紙は拭かず中性洗剤で擦ったらとれますとの事。
お金をこちらは払ってるのに自分が汚したのにも関わらずこちらに拭けと。ありえない自分で普通拭くでしょ。
ちょっとさすがにびっくりしました。
仕事が汚な過ぎる。
2万円で高級ですしどうせお願いするのであれば丁寧できっちり仕事してくれる人にこれからはお願いします。
あんなやっつけ仕事されたら後々心配ですし。もう二度とたのみません。
換気扇の交換をして頂きましたが、古い換気扇を取り外す際、タイルや隣接している棚の貼ってある素材を破損されました。
謝罪はなく、タイルの破損はシーリング材で埋められ、棚の素材はボンドのようなもので、接着したようですが、結局貼り付いてもなく、そのまま。
壁側の換気扇脇につけたシーリング材も雑で、関係のない場所にも付着してました。
評判が良いため頼んだのですが、頼まなければ良かったと思いました。
残念です。
きちんとした修復を望みます。
出典：くらしのマーケット
レンジフードの交換は、まわりのタイルや壁紙に補修が必要になるケースが多いので、施主が選んだものを取り付けるなんて、筆者が担当するリフォームなら怖くて請けられません。
レンジフードを交換する費用
レンジフードの交換はどこに頼むのがいいかについてお話してきましたが、どれくらいの費用がかかるかも気になるところ。
次は、レンジフード交換にかかる費用について、お話します。
レンジフード交換工事の費用はこんな感じ。
- レンジフード商品代 30,00円～200,000円
- レンジフード交換工事費用 20,000～50,000円
※既存レンジフードの撤去処分も含む
合計すると50,000～250,000円。
レンジフード本体の価格がピンキリなので、費用に開きがあります。
商品を少し紹介しますね。
ファンのお手入れが10年間いらないレンジフード
↓ ↓ ↓
ファンのお手入れがラクなレンジフード
↓ ↓ ↓
お安さを重視した普及品クラスのレンジフード
↓ ↓ ↓
出典：リンナイ レンジフード
レンジフードはお手入れのしやすいものがとにかくおすすめ。
筆者が担当するキッチンリフォームでも、レンジフードにはこだわる施主が多いですよ。
油まみれになったレンジフードを見てため息をつかなくて済むように、ぜひお手入れの簡単なレンジフードを選んでくださいね。
それと、レンジフードの交換について、あなた自身で費用相場を簡単にチェックする方法があります。
上の画像は、キッチンリフォームの費用相場についてのもの。
このなかには、レンジフードを交換しただけのものも含まれています。
見かたは簡単！
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気軽にチェックしてみてくださいね。
レンジフードの交換はどこに頼む？｜まとめ
レンジフードの交換はどこに頼むべきか。
それに対する筆者の答は、「かかりつけ」の依頼先。
あなたの家のすべてを把握し、すべてのリフォームを依頼できる「かかりつけ」を見つけましょう。
「レンジフードを交換するだけの工事だから、どこに頼むかはそれほど重要ではない」と考える人が多いですが、その考え方はキケン。
筆者は、たかがエアコンの交換工事で、とてもイヤな思いをしました。
そもそも、レンジフードの交換工事は、周囲のタイルやキッチンパネル、壁紙との取り合いが難しい工事。
間違っても、施主支給や現地調査無しでの依頼はしないよう、強くおすすめします。
安心して依頼できる「かかりつけ」の探し方にはコツが必要。
別記事でわかりやすく解説しているので、これからレンジフードを交換しようという人は、依頼先を決めてしまう前に必ずチェックしてみてくださいね。
↓ ↓ ↓
満足なレンジフード交換ができますように。
リフォームにおけるあらゆる失敗やトラブルは、ほとんどが「ダメな担当者」や「ダメな会社」を選んでしまったことが原因。
相性のよい会社を見つけるために、リフォーム比較サイトで「複数の」会社をチェックすることを、「強く」おすすめします。
比較しないと、「これがふつうなのかな？」などと勘違いし、リフォーム会社や担当者のダメさに気づけません。
また、リフォーム会社に依頼をする前に、自分自身がリフォームについて勉強しておくことも大切。
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