家の内部全体

突き板フローリングのメリット・デメリットを建築士がわかりやすく解説!

突き板フローリング

突き板フローリングのメリット、デメリットについて、リフォーム設計のプロである筆者が説明します!

突き板フローリングは質感と価格のバランスがよいため、筆者が設計するリフォーム案件で最も多く採用するフローリングです。

また、数ある突き板フローリングの中で、どんな商品を選ぶべきかも解説。

まるた
まるた
価格だけでフローリング選びをしてしまうと、あっという間に劣化してしまうことにつながりかねません!

築20年以上の家を頻繁に目にすることがある筆者だからこそわかる突き板フローリングの劣化について、画像をお見せしながらお話していきます。

この記事では、

  1. 突き板フローリングのメリット
  2. 突き板フローリングのデメリット
  3. 突き板フローリングの選びかた
  4. 突き板フローリングがおすすめな人
  5. 突き板フローリングをおすすめできない場所

について、無垢や挽き板、シートフローリングと突き板フローリングを比較しながら説明していきます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

フローリングの種類についてはこちらの記事をどうぞ。

フローリングの種類
フローリングの種類【無垢・突き板・挽き板・シート】プロが教える選びかたフローリングの種類と選びかたについて一級建築士が解説。無垢、挽き板、突き板、シートフローリングは同じフローリングでも全く異なる特徴があります。最適なフローリング選びに必見の記事です!...

無垢フローリングについての記事はこちらをどうぞ。

無垢フローリングのメリット
無垢フローリングのメリット・デメリット・選びかたなどを建築士が解説無垢フローリングのメリット・デメリットについて、一級建築士が解説。また、どんな種類の無垢フローリングを選ぶべきかについてもお話します。...

挽き板フローリングの記事はこちら。

挽き板フローリング
挽き板フローリングは建築士イチオシ!メリットやデメリットなど挽き板フローリングは無垢同様の質感なのに寸法安定性が高い、イチオシのフローリングです。イチオシの理由やメリットデメリットなどを一級建築士である筆者が解説します。...

シートフローリングの記事はこちら。

シートフローリング
シートフローリングって何?メリット・デメリットなどを建築士が解説4シートフローリングとは何か、メリット、デメリットについて、一級建築士が解説。また、安っぽく見えてしまうのはどんな柄なのかについてもお話します。...

突き板フローリングのメリット・デメリット【特徴一覧表】

突板フローリングのメリットやデメリットを詳しく説明する前に、まずは一覧表で突き板フローリングの特徴を見てみましょう。

突き板フローリング
質感のよさ
価格の安さ
手入れの簡単さ
長持ちしやすさ
経年変化しにくさ
寸法安定性の高さ

突き板フローリングは質感がそこそこよくて金額がお手頃なので、筆者が設計するリフォーム案件でも一番多く採用するフローリングです。

最近ではシートフローリングを採用する現場が多いため、それよりは質感がよく高価な突き板フローリングは「高級フローリング」の位置づけになりつつあります。

突き板フローリングとかシートフローリングとか、違いがよくわからないんだけど

フローリングには突き板フローリングの他に、

  • 無垢フローリング
  • 挽板フローリング
  • シートフローリング

があります。

それらのフローリングの違いは断面です。

突き板フローリング

出典:朝日ウッドテック

突き板フローリングは画像のように断面の上0.3㎜程度の部分が銘木、その下に合板が張ってあります。

この画像では「意匠材」となっている部分が銘木です。

このスライスした銘木を突き板といい、突き板を表面に張ったフローリングを突き板フローリングといいます。

銘木部分が0.3㎜程度ととても薄いので、木目の深さなどの質感はどうしても無垢や挽き板フローリングにはかないません。

また、銘木が薄い分、その上の「塗装」部分がとても重要です。

次は突き板フローリングのメリットを詳しく見ていきましょう!

スポンサーリンク

突き板フローリングのメリット

突き板フローリングのメリットは以下の3つ。

  1. 価格の安さ
  2. 手入れの簡単さ
  3. 寸法安定性の高さ

1つずつ解説します。

突き板フローリングは価格が安い

突き板フローリングは無垢や挽き板のフローリングと比べ、だいぶお手頃な価格です。

突き板フローリングの中にもグレードが色々あるので価格も商品によってまちまちですが、全体的な価格としては無垢や挽き板フローリングより安くシートフローリングよりは高いという位置づけ。

とはいえ、先にもお話したように最近はシートフローリングが主流。

まるた
まるた
億ションの標準フローリングがシートフローリングなのを見たときは目を疑いました

今や突き板フローリングをお手頃価格と言ってはいけないのかもしれません。

「無垢や挽き板フローリングと比べると安価」という言いかたが一番正しいですね。

突き板フローリングは手入れが簡単

突き板フローリングは無垢や挽き板フローリングと比べると、お手入れはグッと簡単。

銘木部分が薄いためそれを保護する塗料にこだわった突き板フローリングが多く、ワックス不要などの機能がついたものも。

もちろんフローリングなので水などをこぼしてしまったり汚れた場合はすぐにふき取らないとシミになってしまいます。

それでも定期的にオイルを染み込ませてメンテナンスをするようなお手入れはいらないので、「フローリングのメンテナンスが面倒」という人には突き板フローリングやシートフローリングがおすすめです。

突き板フローリングは寸法安定性が高い

突き板フローリングは表面の0.3㎜部分の銘木以外は合板でできているので、経年や季節を通じての寸法変化はほとんどありません。

筆者はリフォーム設計の仕事をしているため築20年以上の家を見ることが多いですが、突き板フローリングが縮んだり膨れたりすき間が大きくなったりしているのを見たことはありません。

このように寸法安定性が高いので、床暖房にもおすすめです。

突き板フローリングのデメリット

次は突き板フローリングのデメリットを見ていきます。

突き板フローリングのデメリットは以下3つ。

  1. 質感があまりよくない
  2. 長持ちしない
  3. 経年変化(劣化)しやすい

1つずつ説明します。

突き板フローリングは質感があまりよくない

突き板フローリングは表面の0.3㎜程度だけが銘木で、残りは合板だと先にお話しました。

そのため無垢や挽き板フローリングと比べると、木目の深みがあまり出ません。

言葉で言うより画像で見てもらったほうが早いので比較してみましょう。

突き板フローリング

無垢フローリングのメリット

出典:パナソニック

フローリング1枚1枚に表情の違いがなく、全体的にのっぺりとした平面的な印象です。

次は無垢フローリングを見てみましょう。

無垢フローリング

無垢フローリングのメリット

出典:マルホン

木目の深み、フローリング1枚1枚の表情の違いが、突き板フローリングとは異なるのが画像でもわかりますね。

まるた
まるた
実物同士を比べると画像以上に差がはっきりわかります

また、足ざわりも突き板フローリングと無垢フローリングとでは全く異なります。

突き板フローリングはほぼ合板ですから、木の温かみややわらかさは出にくく、ヒヤッと冷たく硬めの足ざわりです。

もちろん合板と言えど「木」なので、タイルやフロアタイル、フロアシートと比べるとやわらかく温かい足ざわりにはなります。

突き板フローリングはあまり長持ちしない

突き板フローリングは実はあまり長持ちするフローリングではありません。

その理由は次に説明する経年変化のしやすさによりますが、突き板フローリングの経年変化はいわゆる「味」にはつながらず、単なる「劣化」になることがほとんど。

残念ながらフローリングの中で最も長持ちしないのがこの突き板フローリングです。

突き板フローリング経年変化(劣化)しやすい

突き板フローリングが長持ちしない理由がこの経年変化(劣化)しやすいという性質です。

無垢や挽き板フローリングの場合の経年変化は「味が出てきた」と言えるのに対し、突き板フローリングの経年変化は「劣化」。

画像で違いを見てみましょう。

無垢や挽き板フローリングの経年変化

無垢フローリングのメリット

出典:マルホン

色々な経年変化のしかたがありますが、画像はその一部です。

それに対して突き板フローリングの経年変化はこんな感じ。

劣化した突き板フローリング

突き板フローリング 突き板フローリング

日差しや水分などにより表面の塗装がとれ、白っちゃけています。

さらに、銘木部分もささくれのようにめくれてしまっています。

突板フローリングが特に劣化しやすい場所は、掃き出し窓付近。

陽が当たるし雨に濡れやすいので、とても劣化しやすいのです。

そして、ここまで劣化してしまった突き板フローリングは、リペア屋さんに高いお金を払って特殊塗料で木目を描くなどの補修をしてもらうか、張り替えるかしかできません。

リペア費用はとても高いので、補修範囲が部分的ではない場合は張替費用を軽く超えることも。

スポンサーリンク

突き板フローリングの選びかた

ここまで突き板フローリングのメリットやデメリットをお話してきましたが、悪いところばかりが目立つ内容だと思われた人もいるかと思います。

確かに突き板フローリングは持ちや劣化の面から見ると他のフローリングと比べて劣りますが、価格的に採用しやすく色々な種類が豊富にあるので採用されることがとても多いフローリングです。

ではその豊富な突き板フローリングの中から、どんな商品を選べばいいか。

リフォーム設計のプロである筆者が突き板フローリングを選ぶときにおすすめしている条件は以下。

表面の塗装がしっかりしている

これに尽きます!

何度もお話している通り、突き板フローリングの銘木部分は表面のたった0.3㎜程度です。

その銘木部分をいかに保護するかが突き板フローリングを劣化させないポイント。

そして、フローリングの溝部分にもしっかりと塗装やコーティングがされていることも大切です。

フローリングの溝部分までしっかりとコーティングが行き届いている商品は、思ったほど多くありません。

サンプルを取り寄せてコーティングの具合をよく確認してみてくださいね。

参考までに同じ0.3㎜程度の突き板を使用したフローリングで、どこまで差が出るのかを画像で見てみましょう。

朝日ウッドテックというメーカーの突き板フローリング2ブランドで比較してみます。

  1. ライブナチュラル(ハイグレード)
  2. エアリス-α(普及品)

ライブナチュラル

突き板フローリング

ライブナチュラルは「木味活性化処理」を施した上に「ピュアハード塗装」をしています。

突き板フローリングでもそんなに質感は悪くないかも!と思いませんか?

エアリス-α

突き板フローリング

出典:朝日ウッドテック4

エアリス-αの塗装は単なる着色塗装です。

ですので、上のライブナチュラルの塗装やコーティングと比べ水や日差しには弱く、劣化もしやすいフローリングです。

シートフローリングのなんちゃって木目と比べれば質感はいいですが、上のライブナチュラルや無垢、挽き板フローリングと比べるとどうしても平面的なのっぺり感がありますね。

突き板フローリングはどんな人におすすめか

突き板フローリングがおすすめなのはこんな人です。

  1. 予算をおさえたい人
  2. なんちゃって木目が嫌な人
  3. お手入れ簡単な床材がいい人

突き板フローリングはシートフローリングと違い「本当の銘木」を表面に使用しています。

まるた
まるた
シートフローリングは木目を印刷したシートが表面に張ってあるフローリングです

筆者もそうですがこの「なんちゃって木目」が嫌いな人は結構多く、そういう人にはシートフローリングは向きません。

それでも「無垢や挽き板フローリングを選択するほど予算はかけたくない」という場合に、突き板フローリングを選びます。

実際、筆者が設計する90%以上のリフォーム案件でこの突き板フローリングを採用していますので、価格と質感のバランスがもっとも取れているフローリングだと思います。

お手入れも無垢や挽き板フローリングと比べるとずっとラクなので、面倒くさいことが嫌いな人にもおすすめです。

そして、寸法安定性が抜群なので、床暖房を採用したい人もぜひ。

スポンサーリンク

突き板フローリングがおすすめできないのはどんな人か

とてもバランスがよく採用されることの多い突き板フローリングですが、おすすめできない場所があります。

  1. 水などがよくかかる場所
  2. ペットのおしっこがかかる可能性のある場所

まず、突き板フローリングは水や日差しで劣化することが多いので、水がよくかかるような場所には向いていません。

浴室の出入口部分にマットをひきっぱなしにするなども、マットの下に湿気がたまりフローリングを劣化させることにつながります。

水に濡れたらすぐに拭いて乾燥させることが大切です。

また、突き板フローリングだけではありませんが、ペットのおしっこはフローリングの大敵。

おしっこは特にシミになりやすいので、トイレトレーニングが済んでいないペットがいる場合はフローリングを選択することは避けたほうが無難。

同じ理由でトイレに突き板フローリングを使うこともあまりおすすめできません。

突き板フローリングのメリット・デメリット・選びかたについてまとめ

突き板フローリングのメリット、デメリット、選びかたについてお話してきました。

突き板フローリングの最大のメリットは価格と質感のバランス感。

0.3㎜程度とはいえ、銘木を使用しているフローリングなので、それなりの高級感は出ますし価格もそれほど高くはありません。

逆に、突き板フローリング最大のデメリットは、経年変化≒劣化なこと。

経年変化で木の味わいが増すのではなく、白っちゃけたりささくれたりするので、変化を楽しむことはできません。

数ある突き板フローリングの中でおすすめなのは、表面の塗装がしっかりしているもの。

サンプルを取り寄せ、実物をしっかり確認して商品選びをしてくださいね。

プロ厳選!リフォーム会社紹介サイト&役立つ資料

リフォームで大事なポイントは、「よいリフォーム会社」「よい担当者」を見つけること。

リフォームにおけるあらゆる失敗は、ほとんどが「ダメな担当者」や「ダメな会社」を選んでしまったことが原因です。

相性のよい会社を見つけるために、リフォーム会社紹介サイトで複数の会社をチェックすることをおすすめします!

また、リフォーム会社に依頼する前に、自分自身がリフォームについて勉強しておくことも大切。

無料でもらえる資料を最大限に活用し、リフォームを学びましょう。

とはいえ、リフォーム会社紹介サイトも無料の資料もたくさんあって、どこに頼んでいいかわからない人もいますよね。

そこで、リフォーム設計のプロである筆者が、

  1. リフォーム会社紹介サイト
  2. リフォームに役立つ無料の資料

の中からおすすめのものを厳選して紹介していきます!

リフォーム会社紹介サイトのおすすめ!厳選2社

リフォームのプロである筆者が、数あるリフォーム会社紹介サイトの中から2社を厳選!

どちらのサイトも無料で使えますので、気軽に試してみてください。

なぜその2社がおすすめかを知りたい人は、別記事で詳しく説明しているのでこちらをどうぞ。

リフォーム会社紹介サイト比較|プロがおすすめするサイトは2つ!

リフォーム会社紹介サイトおすすめ「ホームプロ」

ホームプロ

おすすめのリフォーム会社紹介サイト、1つめは「ホームプロ」。

ホームプロは、自分であれこれ研究してリフォーム会社を選びたい人におすすめのサイトです。

リフォーム会社の口コミや情報がたくさんまとめてあります。

公式サイト

ホームプロ

関連記事

リフォーム会社紹介サイト【ホームプロ】で最適な会社探し!プロが教える使いかた

リフォーム会社紹介サイトおすすめ「タウンライフリフォーム」

タウンライフリフォーム

おすすめのリフォーム会社紹介サイト、2つめは「タウンライフリフォーム」。

タウンライフリフォームは、まずはプランと概算をもらって、その内容で会社を選びたい人におすすめのサイトです。

  1. リフォームのアイデアとアドバイス
  2. 概算見積
  3. プラン

の3点セットが複数の会社からもらえます。

公式サイト

タウンライフリフォーム

 

関連記事

タウンライフリフォーム|複数のプランで楽しく会社選び!プロが教える使いかた

スポンサーリンク

リフォームに役立つ資料【無料】のおすすめ!厳選3社

「リフォームに興味はあるけれど、まだリフォーム会社に連絡するのは早いかな」

と思っている人におすすめなのが「リフォームの資料請求」。

無料で請求できるし、何よりすごく参考になります!

リフォームのプロである筆者が実際に資料を取り寄せ、特におすすめの資料を3つに厳選!

  1. リノベる。(全国)
  2. グローバルベイス(東京・神奈川・埼玉・千葉)
  3. リノデュース(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城)

なぜその3社の資料がおすすめかを知りたい人は、別記事で詳しく説明しているのでこちらをどうぞ。

リフォームに役立つ資料【無料】3選+α|リフォーム設計のプロが厳選

リフォームの資料おすすめ「リノベる。」

リノベるの資料

リフォーム資料のおすすめ、1つめは「リノベる。」の資料。

リフォームに必要な情報が過不足なくまとめられていて、とてもわかりやすいのが魅力!

資料請求

リノベーションのことがよく分かる資料
「RENOVERU FILE.」お申込みはこちら→リノべる。

関連記事

リノベる。のリフォーム資料が役に立つ!リフォーム設計のプロが内容を紹介

リフォームの資料おすすめ「グローバルベイス」

グローバルベイスの資料

リフォーム資料のおすすめ、2つめは「グローバルベイス」の資料。

特に魅力的なのがおしゃれな施工事例集です!

資料請求

フルリノベーションならマイリノ

※リンク先右上の「まずは相談(無料)」をクリックすると、資料請求ページに行けます。

関連記事

グローバルベイスの資料はおしゃれな施工事例が魅力!リフォームのプロが内容を紹介

リフォームの資料おすすめ「リノデュース」

リノデュースの資料

リフォーム資料のおすすめ、3つめは「リノデュース」の資料。

情報量たっぷりのSERVICE & STYLE BOOKが魅力です。

資料請求

好きな物件を好きなデザインで。完全自社設計・施工【リノデュース】

※リンク先右上の「(無料)資料請求はこちら」をクリックすると、資料請求ページに行けます。

関連記事

リノデュースの資料は情報満載!リフォームのプロが内容を紹介

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA