「ベッドのマットレスは、なにがおすすめ?」
筆者はリフォームの設計をしているので、インテリアの相談もよく受けますが、よくされる相談の1つがこのおすすめのベッドやマットレスを紹介してほしいというもの。
ベッドは、
- マットレス
- フレーム
- ヘッドボード
の3つからできていますが、寝心地の決め手となるのは、なんといっても「マットレス」
有名なベッドメーカーが力を入れているのも、やっぱりマットレスなんです。
筆者はベッドの有名メーカー
- フランスベッド
- 日本ベッド
- シモンズ
- アスリープ
- ドリームベッド
全てのショールームに行き、各担当者に詳しく説明をしてもらい、実際にたくさんのベッドに寝てみた結果、おすすめしたいマットレスはたった1つにしぼられました。
日本ベッドの「シルキーポケットマットレス」
この記事ではなぜ日本ベッドのこのマットレスが「断トツで」おすすめなのか、どんなところが優れているのかを詳しく説明していきます。
人生の1/3はベッドの上での睡眠時間。
おすすめの寝心地最高マットレスをぜひ試してみてください!
「シルキーポケットマットレスの種類」で、商品に合わせたリンクをつけますのでそちらも確認してみてくださいね。
リンクは筆者イチオシのシルキーシフォンにしましたが、シルキーポケットマットレスにはたくさんの種類があります。
抱き枕の記事はこちら。



ベッドのマットレス|おすすめのメーカーは日本ベッド

ベッドのマットレスは日本ベッドのものがおすすめ。
日本ベッドはCMを打っていないため、あまり一般消費者には知名度が高くありません。
ですが、ホテルなどの宿泊施設などで一番多く採用されているのは、日本ベッドのマットレス。
玄人向け、プロ向けとして採用され続けているベッドのマットレスです。
ただひたすらに良い寝心地を追求してきました
というだけあり、本当にまじめに、マニアックに、マットレスに取り組んでいる会社です。
筆者が担当者に話を聞きに行ったときに、一番本気でマットレスに取り組んでいると感じたのも、日本ベッド。
ここからはもう少し具体的に、おすすめの理由を説明していきます。
日本の宿泊施設の90%以上で日本ベッドのマットレスを採用

日本ベッドは、ホテル御三家をはじめとした日本各地の一流ホテルの多くに採用されています。
なんと、日本の宿泊施設の90%以上で採用!
- 帝国ホテル
- ホテルオークラ東京
- ホテルニューオータニ
- ホテルグランドパレス
- パークハイアット東京
- グランドニッコー東京台場
- ハイアットリージェンシー東京
- セルリアンタワー東急ホテル
- 山の上ホテル
- 第一ホテル東京シーフォート
- ホテルニューグランド
- 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
- 富士屋ホテル
- ザ・リッツカールトン大阪
- ザ・リッツカールトン東京
- 星野リゾート
などなど、他多数!
聞いたことのある有名ホテルが勢ぞろいです。
これらのホテル全部で、日本ベッドのマットレスを採用しています。
迎賓館の全室に採用
迎賓館(赤坂)

京都迎賓館

日本の宿泊施設の90%以上で日本ベッドのマットレスが採用されていることもすごいですが、さらにすごいと思うのが、宮内庁各施設でも長年にわたって日本ベッドのマットレスが愛用され続けていること。
世界各国から日本を訪れるセレブたちを迎える迎賓館の「すべての寝室」に、日本ベッドのマットレスが採用されています。
そんなにすごいマットレスで寝てみたいと思いませんか?
日本で一番最初のベッドメーカー

日本ベッドは日本で一番最初にベッドを作った会社です。
1926年(大正15年)に日本初のベッド製造メーカーとして、日本ベッドの前身、日本羽工業社を設立。
それまで畳と布団が当たり前だった日本に、ベッドで眠る文化を取り込みました。
もちろん、欧米のメーカーで日本ベッドより歴史の長いメーカーはあります。
でも、日本人の体形、日本人の繊細な気質、日本の気候にあったベッドを、日本ベッドは研究しつくしています。
つぎに紹介するマットレスのおすすめポイントを読んでいただくとわかるように、「そこまでこだわるか!」というレベルのこだわりは、日本ならでは。
どんな商品でもメイドインジャパンが好まれますよね。
ベッドも同じです。
日本ベッドのマットレス|おすすめポイント
ここまで日本ベッドという「会社」の実績や歴史をお話してきましたが、次は、日本ベッドの「マットレス」について、おすすめする理由を説明します。
メイドインジャパン

日本ベッドのマットレスは、茨城の日本ベッド自社工場でつくり出されます。
OEMで海外に生産を依頼するのではなく、しっかりとした生産管理のもと、丁寧で端正な仕上がりのマットレスを生産しています。
ロールガード

マットレス周囲のワイヤー部分をウレタンでガードしています。
通常のマットレスはこのワイヤーに布地が巻いてあるだけなので、マットレスに腰をかけたり、ベッド周辺を歩いたりするたびに布地が擦れてマットレスの縫い目から割けてきます。
このようにワイヤー部分をウレタンでガードすることによって、耐久性がアップ。
日本ベッド独自の技術です。
スプリングの熱処理加工と、マットレスサイドの通気穴
マットレスの心臓部であるスプリングの耐久性と反発力の性能を上げるため、熱処理加工をしています。
また、マットレスの側面に通気穴を設け、通気を促しています。
これらは大手ベッドメーカーでは普通に行われている技術なので、日本ベッドならではではありませんが、他社が採用していることは日本ベッドでも普通に採用しています。
もちろんスプリング(コイル)は、通気性が高く吸湿性のない不織布で包まれたポケットコイルを採用しています。
日本ベッドのおすすめマットレス「シルキーポケットマットレス」
日本ベッドの2種類のマットレス|SilkyシルキーとBeadsビーズ
日本ベッドのマットレスには2つのシリーズがあります。
- Silkyシルキー
- Beadsビーズ

左がSilkyシルキーのコイル、右がBeadsビーズのコイル。
シングルサイズのマットレスに使うポケットコイルの数は、
- 通常のマットレス平均 400~500個
- 日本ベッドのBeadsビーズ 612個
- 日本ベッドのSilkyシルキー 1200個!
コイルが多ければ多いほど、身体を支える点が多くきめこまやかな寝心地になります。
筆者が初めてシルキーポケットマットレスに寝てみたとき、
「え?なにこのマットレス?」
と思うほど、今までにない寝心地でした。
SilkyシルキーとBeadsビーズの違いを簡単にまとめると、
Silkyシルキーポケットマットレス
- シングルサイズにポケットコイルを1200個組み込んだ超高密度構造
- 日本ベッドだけができる世界初のマットレス
- 優れた身体的メンテナンス力
- スイートルームなどホテルの特別室や京都迎賓館などで採用
Beadsビーズポケットマットレス
- 鋼線が太く大きめのコイルでしっかりした寝心地
- 多くのホテルで採用
- 上質な寝心地はそのままにコストを抑えたシリーズ
おすすめはシルキーポケットマットレス
上にも説明した通り、1200個のポケットコイルを組み込んだ超高密度構造のマットレスは、世界中で日本ベッドだけの技術です。
そして、その寝心地も、筆者がこれまでに体験したことのない素晴らしいものでした。
もちろん、マットレス選びには好みによるところがとても大きいので、「Beadsビーズポケットマットレスのほうがいい」という人や、他社メーカーのマットレスがいい人もいるかと思います。
でも、このシルキーポケットマットレスの他にない寝心地は絶対に体感、検討をしてみてください。
「あ、もう絶対シルキーポケットマットレスがいい!」
「たしかに他にない寝心地だけど、自分の好みではないな」
実際に体感してみて、どちらの感想になるかを確認してみましょう。
シルキーポケットマットレスの特徴
ここからは、シルキーポケットマットレスのおすすめポイントをもう少し詳しく説明していきます。
なめらかな寝心地

通常の倍以上のポケットコイルを使用した、シルキーポケットマットレスですが、そのコイルに使われる鋼線は通常より細いものを使用しています。
しかも画像をよくみてください。
ポケットコイルが平行ではなく、千鳥に並べられていますよね。
平行に並べるよりも千鳥にしたほうが隙間なく密にコイルが並べられて、よりなめらかな寝心地になるから。
シルキーポケットマットレスは、コイルを千鳥に並べるために「手詰め」にしています。
ビーズポケットマットレスに使われている鋼線が1.6ミリなのに対し、シルキーポケットマットレスには、
- 1.4ミリ
- 1.3ミリ
- 1.2ミリ
の鋼線が使われています。
この細い鋼線でしなやか、かつ、強靭なスプリングを作ることはとても難しいため、日本ベッドでしかできない技術なんだそう。
やわらかめのコイルスプリングをたくさん使うシルキーポケットは、体圧分散性に優れ、なめらかな寝心地になります。
へたりにくいマットレス

鋼鉄製スプリングの復元力は通常半永久的ですが、わた・フェルト・ウレタンフォームなどの詰め物の復元力は、時間とともに劣化。(通称ヘタリ)
コイルに自信がないマットレスの場合、コイルを包むわた・フェルト・ウレタンフォームなどの詰め物で寝心地を確保するため、どうしても詰め物が厚くなり劣化が早く進みがち。
そのため、初期の寝心地を維持するためには、
詰め物層を薄くする
必要があるのです。
シルキーポケットマットレスは寝心地のよさを詰め物だけに頼らなくてよいように、スプリング層でしっかり寝心地を作っています。
その上、高級詰め物を使うことで、薄くても快適な寝心地を実現。
買ったばかりの寝心地が維持できる、へたりにくいマットレスです。
優れた通気性
マットレスの通気性は空気の層が大きいほど高く、放湿性も高くなります。
シルキーポケットマットレスは、わた・フェルト・ウレタンフォームなどの詰め物が薄く、空気層であるスプリング層が大きいため、通気性や放湿性に優れています。
シルキーポケットマットレスの種類
シルキーポケットマットレスには、いくつかの種類があります。
まずは、日本ベッドマットレスの寝心地領域を見ていきましょう。

右に行くほど金額が高くなっていき、上にいくほどやわらかな寝心地になります。
ここでは、おすすめのシルキーポケットマットレスの7種類を紹介、選びかたについても説明していきます。
各商品ごとにリンクを貼っておきますが、リンク先でサイズを必ず確認してくださいね!
「シルキーポケット」ソフト・レギュラー・ハード
ベーシックなシルキーポケットは3種類。
シルキーポケットマットレスの中では一番ベーシックで安いシリーズです。
- シルキーポケットソフト 鋼線1.2ミリ
- シルキーポケットレギュラー 鋼線1.3ミリ
- シルキーポケットハード 鋼線1.4ミリ
鋼線の太さによって、寝心地を変えています。
腰痛持ちの人におすすめなのは、シルキーポケット「レギュラー」だそう。



「シルキーパフ」「シルキーシフォン」
シルキーパフとシルキーシフォンは、詰め物を高級にすることでさらに寝心地を追求した商品。
明らかにシルキーポケットとは違う寝心地。
- シルキーパフ 鋼線1.2ミリ ソフトな寝心地
- シルキーシフォン 鋼線1.3ミリ モチッと弾力のある寝心地
筆者イチオシなのはシルキーシフォン!
この2つのマットレスは、とても女性に人気が高い商品です。


「ピロートップシルキーポケット」
高比重ウレタンを使ったキルト層を表面に追加した「ピロートップ構造」
鋼線1.3ミリのコイルを使用していますので、コイルはシルキーポケットレギュラーと同じになります。
ラグジュアリー感あふれるマットレスです。
クリーミーに体を受け止めてくれます。

「シルキークチュール」
世界でもまれな手仕上げのマットレス。
日本ベッドで販売するマットレスの最高峰!
鋼線1.2ミリのコイルを使用していますので、コイルはシルキーポケットソフトやシルキーパフと同じになります。
わた・詰め物・コイルをしっかりと糸で結びつけるクラシックな技法です。
希少な国産シルクをウールと重ね、表面層に敷き詰めています。

ベッドのフレームについて
「基本的にベッドメーカーは、マットレスをつくる会社です」
と、ベッドメーカーの担当者が言うように、どのベッドメーカーも一番力を入れているのはマットレス。
もちろん、ベッドメーカーではフレームも販売していますが、木工会社に依頼するなどして自社で製造していないことがほとんど。
なので、ベッドフレームについては別で探すのが面倒なら、マットレスと一緒にベッドメーカーで購入してもいいですが、おしゃれなベッドフレームが欲しい場合には、フレームは別の家具メーカーで探すのもひとつの方法。
もちろん今使っているベッドフレームに、新しいマットレスを組み合わせてもOK。
その場合はマットレスのサイズとフレームのサイズがきちんと合うか、しっかり確認しましょう。
ベッドのマットレスおすすめ|まとめ
ベッドのマットレスでおすすめなのは、日本ベッドのシルキーポケットマットレス。
何度もお施主様におすすめし、喜びの声をいただいている商品です。
シルキーポケットマットレスは、通常の2倍以上のポケットコイルを使い、今まで体感したことのないなめらかな寝心地を実現しています。
ベッドの寝心地は、マットレスがとても重要。
筆者は常々お施主様に「フレームを多少安いものに妥協しても、マットレスはいいものを選ぶべき」とご説明をしています。
とはいえ、マットレスだけで考えるとそんなに高い買い物でもないんですよね。
人生の1/3はベッドでの睡眠時間。
寝心地最高のマットレスをぜひお試しください!
当ブログのインテリア記事で人気のあるもの、トップ10を紹介!
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