リフォームの進め方

【リフォームの「予算」と「内容」の決め方】リフォーム最初の一歩

リフォームの予算と内容の決め方

「リフォームの予算なんて、リフォームの価格がどれくらいかかるかわからないから決められない」

「リフォームの内容って、どこまで決めておいたらいいの?」

いざリフォームをしようと決めても、はじめに何をしたらいいか、何を決めたらいいかが分からないですよね。

この記事ではリフォームをしようと思った人が最初に決めないとならない

  1. リフォームの予算
  2. リフォームの内容

について、どうやって決めていくのかを1つずつわかりやすく説明していきます。

この記事を読むことで、これから始まるリフォームの第一歩をスムーズに踏み出すことができますよ。

ぜひ最後まで読んで、リフォームの予算と内容をしっかり検討しましょう。

リフォームの予算と内容はなぜ最初に決めるのか

リフォームの予算を話し合う

リフォーム会社に見積依頼をする前に決めるべき項目として、

  1. リフォームの予算
  2. リフォームの内容

をあげました。

そんなの当たり前じゃないか

と思う人も多いでしょう。

でも、これができていないお施主様は意外と多いのです。

私が設計担当としてお客様のご自宅に初めて訪問したときに行うことは、以下の4つです。

  1. お客様のご要望を伺う
  2. ざっくりとした予算を伺う
  3. 現状を把握するための現地調査
  4. 現地調査の状況とご要望をふまえて、さらに色々聞取りしながら、リフォーム内容に対する提案をする

まず初めにご要望と内容を伺うわけですが、ここでご夫婦の意見が合っていないことが多々あります。

浴槽で足を伸ばしたいから、お風呂は絶対にリフォームしたい。キッチンはまだリフォームしなくても大丈夫だと思う
キッチンが古くなってきたから、キッチンは絶対にリフォームしたい!

こんな場合すぐにどちらかの意見にその場で決めてくれるといいのですが、そうならないことが多く、この話し合いでかなりの時間を費やすことになってしまいます。

「じゃあ、キッチンもお風呂も両方リフォームしたらいいのでは」と提案しようにも、

予算面で、

今回のリフォームは200万でできる範囲にしたい
200万でおさまらなくても、キッチンもお風呂も洗面室も絶対リフォームしたい

なんてなってくると、話し合いが長時間になること必至です。

まるた
まるた
その場でケンカが始まってしまって、気まずい思いをしたことも何回かあります

もちろん、メリットデメリットなどをお話しながら内容や予算についてその場で一緒に検討するのですが、そこでかなりの時間を使ってしまい、

  1. 現地調査とご要望をふまえて、さらに色々聞取りしながらリフォーム内容に対する提案をする

の時間がなくなってしまうのです。

時間もありませんし、内容や予算延々話し合った後では、もうお客様の集中力は限界に近づいています。そんな中で「さらに色々聞取りをして提案をする」ことはなかなか難しいんですよね。

こんなとき、「もう少し、事前に話し合っておいてもらえたらよかったのに」と思いますし、お客様にとっても提案してもらえるチャンスを逃すわけで、とてももったいないことだと思います。

じゃあ、リフォームの予算と内容については事前にしっかり決めておかないといけないのかというと、そうではありません。

「ふわっと」決めておけばいいんです。

そのあたりをこれからお話していきますね。

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リフォームの予算はどう決める?

リフォーム予算の決め方

リフォームの予算については、今回のリフォームに使うことができるMAX金額を「ふわっと」決めておくことがポイントです。

MAXでかけられる費用ってどう決めたらいいの?
内容によって予算も変わってくるんじゃない?
「ふわっと」ってなんだ?

当然こんな疑問が出ますよね。

順番に説明していきます。

MAXでかけられる費用の決め方

以下とあわせて検討していくとスムーズです。

現金だけで支払うのか、ローンを組むのか

全て現金で用意するのであればそのうちいくらを使えるのかを考えればいいですが、ローンを組む場合は色々な検討事項がでてきます。

銀行かノンバンクか、借入の年数に合わせて検討が必要です。また、住宅ローンが残っている場合などは、借入先である銀行にあとどれくらい借りられるのかを確認しておくことも必要です。

ただ、ローンに関してはリフォーム会社が低金利のリフォームローンを紹介できる場合も多くありますので、「家計としてどのくらいの借り入れが可能で何年で返したいのか」をざっくり決めておけばよいと思います。

リフォーム以外にかかる費用はいくらなのか

リフォーム以外にかかりそうな費用をあげてみます。

  • 家具
  • カーテン
  • 家電
  • 仮住まい
  • 引越し
  • トランクルーム

リフォームですので、家具もカーテンも家電も既存のものをそのまま使うことができます。

ただ、リフォームで家の中がキレイになると、今まで目立たなかった家具やカーテン、家電の汚れが気になってしまうことが多くありますので、そこは注意が必要です。

仮住まいはリフォームの規模によって必要か否かが決まります。水廻りを全部やり替えるなどの場合は、ほぼ仮住まいが必要となってきます。

トランクルームは仮住まい先にすべての荷物を持っていけない場合に必要です。

補助金の検討

リフォームでよく使われる補助金は、以下の3つです。(他にもありますが、よく使うものだけあげました。)

・長期優良住宅化リフォーム推進事業
住宅の性能向上リフォームと三世代同居対応リフォームに対する補助制度

https://www.kenken.go.jp/chouki_r/index.html

・高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)

http://sii.or.jp/moe_material31/

・次世代住宅ポイント制度

https://www.jisedai-points.jp/

ただし、補助金については年度によって要件が変更になったり、申請期間が決まっていたりと少し複雑なので、どの補助金がつかえそうなのかはリフォーム会社と相談して決めたほうがよさそうです。

リフォーム内容によって予算が決まるのでは?

この疑問は、

「キッチンとお風呂だけをリフォームするのに1000万円もかけたくない」

「キッチン、お風呂、洗面、トイレを全部リフォームして、間取りも変更するなら1500万円かけてもいい」

というようなことを考えての疑問かと思います。

予算を決めるにあたり、おおよそのリフォーム内容別金額を知っていたほうが決めやすいと思いますので、以下にメジャーなものをあげておきますね。

  • リフォームの概算費用(予算捻出用)
  • キッチン 150~250万円
  • 浴室 100~150万円
  • トイレ 30~40万円
  • 洗面室 30~40万円
  • 部屋の内装 60~80万円
  • 玄関 30~50万円

この概算費用は、あくまで予算捻出用の金額と考えてください。選ぶ商品によっても大きく金額は変わってきますし、工事範囲によっても全く違う金額がでてきます。

たとえば、キッチンリフォームの見積が400万以上になることも「普通に」ありえます。

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概算金額をもとにMAX予算を決めたいところですが、この段階では内容についてまだ確定することができません。

リフォーム会社から

  • 「水道管がサビているので、配管の工事もやったほうがいい」
  • 「お風呂のリフォームをするなら、あわせて給湯器の交換もしたほうがいい」
  • 「この和室とリビングの壁を撤去して、リビングを広くしたらいかがですか?」

などの提案がある可能性もありますよね。

ちなみに、この「リフォーム会社からの提案」を受けることを、私は超オススメしています

自分のやりたいことだけを伝えて見積ってもらうより、プロであるリフォーム会社の意見も取り入れ、相談しながらリフォームを進めたほうが絶対に失敗が少ないからです。

たくさんの失敗事例を知っているプロの意見を聞かないなんて、そんなもったいないことはないですよ!

それでも、「どんな内容になっても2000万以上はかけられない」などというデッドラインの金額があるかと思います。そのデッドラインをリフォーム会社に伝えることで、予算にマッチした提案をしてもらうことができます。

デッドラインをはるかに超えた提案をされても、何の意味もないですよね。そのための予算をここでは決めたいのです。

もちろん、提案される内容によってそのデッドラインが前後することもあるかと思いますので、それが「ふわっと」の理由です。

「予算は安ければ安いほどありがたい」と、MAX額を低く設定したくなるものですが、その場合「予算なりの提案」しかでてこないことになり、提案に対する満足度下がってしまいます。MAX額は正確に伝えましょう。

リフォームの内容はどう決める?

リフォームの内容を話し合う

リフォーム内容については、家族全員でしっかり話し合っておくとリフォーム会社への見積依頼がスムーズに進みます。

見積を依頼する段階になって、

オレはお風呂だけリフォームすればいい
私はお風呂もキッチンもリビングも寝室も全部キレイにならないとイヤ!

なんてなったら、リフォーム会社の人はどう対応していいかわからなくなってしまいますから。

そうならないためにも、事前に「家族としての意見」をまとめておきましょう。

手順としては、

  1. リフォームしたい項目のピックアップ
  2. 優先順位を決める

になります。

リフォームしたい項目って言われても難しいわ

そんな人は、不満点の羅列でもいいですよ。家の中、外をぐるりと回ってみましょう。不満点はたくさんでてくるはずです。

  • 外壁が汚れている
  • 床が冷たい、家が寒い
  • キッチンとダイニングが分離していて、キッチンにいると寂しい
  • 浴槽で足が伸ばせない
  • 使っていない部屋があってもったいない
  • 収納が少ない

不満点の10個や20個、あっという間にでてくると思います。

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次に優先順位を決めるわけですが、これも1番はコレ、2番はコレというようにはっきり決める必要はありません。

絶対にやりたいのは、AとB。見積次第でやりたいのがCとDとE。CとDとEは、D→C→Eの優先順位という決め方で十分です。

不満点羅列の場合はその不満点の中から

  1. どうしても解決したいもの
  2. 見積によっては我慢できるもの

を選んでいけばいいわけです。

まるた
まるた
この不満点の羅列はとても分かりやすくて提案がしやすいので、設計の立場からもおススメですよ

こまかく要望を決め込みすぎると、提案をもらいにくくなります。

要望の伝え方の例を2つあげてみます。

  1. この壁を撤去して、この位置にキッチンをもってきたい
  2. キッチンとダイニングが分離していて寂しいので、なんとかしてほしい

どちらが満足度の高い提案がでてきやすいと思われますか?

設計の立場から提案しやすいのは、2番です。

前者の「この壁」は撤去できないかもしれないし、その位置にキッチンをもってくることが、現状の不満点を解決するために最適な正解なのかはわからないですよね。

「どんな不満を解消したいのかを伝えること」がとても重要です。

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リフォームの予算と内容の決め方まとめ

  1. リフォームの予算は、今回のリフォームにかけられるMAX金額(デッドライン)を、リフォーム内容や家計の状況にあわせて検討することで決められます。
  2. リフォームの内容は、家族会議でリフォームしたいことや不満点のピックアップをし、「絶対にやりたいこと」と「見積によってはやりたいこと」を検討することで決められます。

いずれも、リフォーム会社に相談する前に決めようとしているので、キッチリと決める必要はなく、「ふわっと」決めておくだけで十分です。

あとは、プロであるリフォーム会社と相談しながら少しずつ決めていけばいいのです。

大切なのはリフォーム会社に相談する前に、「家族としての意見」をまとめておくことです。

よいリフォームの第一歩が踏み出せますように!応援しています。

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