遮光カーテン1級の遮光率は「遮光率99.99%以上」と日本インテリアファブリックス協会が定めています。
遮光2級は99.80%以上、遮光3級は99.40%以上。
そういわれると、
と、思ってしまいませんか?
それ、大きな間違いです!
太陽の光って本当に強い!!ので、たとえ0.01%でも想像以上の光量が室内に入るんですよ。
さらに、太陽などの光はカーテン生地がある面からだけでなく、
- カーテンとカーテンの間の隙間
- カーテンとカーテンレールの間の隙間
- カーテンと壁の間の隙間
からも容赦なく入ってきます。
遮光カーテンを選ぶ時に知っておくべき注意点はここです。
「遮光率99.99%の遮光カーテン1級は、イコール100%遮光ではない」
この記事では、
- より100%に近い遮光カーテンを望む人はどうしたらいいのか
- 遮光カーテン1級や2級や3級はどうやって選べばいいのか
など、遮光カーテンの選びかたについて詳しく説明していきます。
失敗のない遮光カーテン選びができるように、ぜひ最後まで読んでくださいね。







遮光カーテンは1級でも光が入る
遮光カーテン1級でも、光が室内に入り込むのをゼロにすることはできません。
日本インテリアファブリックス協会が定める遮光カーテン1級の遮光率は「99.99%以上」ですが、この99.99%という数字を見ると人間は脳内で勝手に99.99%≒100%に変換してしまうんですよね。
もっというと、遮光カーテン2級の遮光率99.80%以上や、遮光カーテン3級の99.40%以上という数字も、遮光率100%に変換してしまいそうになります。
ただ、遮光カーテンについては、この考え方が当てはまりません。
上にも書きましたように、太陽の光はとても強いので、遮光1級の0.01%でも結構な光の強さなのです。
ましてや、遮光カーテン2級や3級の0.2%や0.6%は「完全遮光」とは程遠いので要注意!
そうですね。
何ごとにおいても100%というのはありえないのと同じように、遮光カーテンもやはり100%遮光は不可能です。
ただ、できるだけ100%に近づけるということで、より暗く、光が入り込む量を減らすことはできます。
たとえば、後で紹介するパーフェクトスペースカーテン館の完全遮光カーテン
「とにかく明かりをできるだけ入れたくないんだ」という人にはおすすめです。
次は遮光カーテンのおすすめ通販を紹介します。
遮光カーテンのおすすめ通販
「遮光カーテンが欲しいんだけど、どこで買ったらいいのかしら?」
という声をよく聞きますので、遮光カーテンのおすすめ通販ショップを紹介します。
遮光カーテンだけでなく、カーテン全体のおすすめ通販ショップについては別記事を書いています。



ぜひあわせて読んでみてくださいね!
完全遮光カーテン パーフェクトスペースカーテン館


生地の裏に樹脂コーティングをすることで、遮光率100%に限りなく近づけたカーテンです。


一般的な遮光1級カーテンと完全遮光カーテンを比較した画像です。
右の完全遮光カーテンのほうはカーテン全体が同じ色なのに対し、左の1級遮光カーテンのほうは明るい部分と暗い部分の差がありますね。
その明るい部分から光がもれています。
大丈夫です!
遮光というと、暗幕みたいな濃い色だったり、くすんだ色だったりすることが多いのですが、完全遮光カーテンは「コーティング」なので、明るい色の品揃えもしっかりあります。
参考までに少し画像を貼っておきます。




おしゃれな柄ものや、薄い色のカーテンもちゃんとあります。
このパーフェクトスペースカーテン館は、遮光カーテンだけでなくレースのカーテンや北欧柄のカーテンなど、おしゃれなカーテンがたくさん!
遮光カーテンでないものもおすすめな通販ショップです。
CUCANの遮光カーテン


CUCANのカーテンはとにかくおしゃれ!
【カーテンの通販】おすすめショップ2選|おしゃれなカーテンばかり!でも紹介していますが、CUCANは国内老舗メーカー「スミノエ」が母体のカーテンオンラインショップで、筆者おすすめの通販ショップです。
オーダーカーテン、規格カーテンの両方を扱っています。


遮光カーテンでもこんなにおしゃれな品揃えが嬉しい。
オーダーカーテンの場合はオーダーカーテンのページから、遮光カーテンを選択できるようになっています。
カーテンサイズの計り方などがとても詳しく書いてありますので、オーダーカーテンでも安心して注文できますよ。
CUCAN公式オンラインショップ
遮光カーテン1級、2級、3級の違い
ここでは遮光カーテンの1級、2級、3級の違いを説明します。
文字で遮光1級、2級、3級を比較する
遮光カーテン1級、2級、3級の違いは遮光率です。
1級が一番遮光率が高い=光がもれにくい
次いで、2級、3級の順に遮光率が低くなっていきます。
カーテンの遮光等級
遮光等級 | 遮光率 | 照度に対する状態表現 |
1級遮光 | 遮光率99.99%以上 | 人の顔の表情が識別できないレベル |
2級遮光 | 遮光率99.80%以上、99.99%未満 | 人の顔あるいは表情がわかるレベル |
3級遮光 | 遮光率99.40%以上、99.80%未満 | 人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル |
遮光性なし | 遮光率99.40%未満 |
この表で大事なのは、右側の「照度対する状態表現」の欄です。
たとえば遮光3級の照度に対する状態表現を見てみると、「人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル」となっています。
「遮光率99.40%以上」というイメージと「人の表情がわかる」というイメージが、なかなか合致しにくくはありませんか?
この違和感が遮光カーテン選びで最も注意すべきポイントです。
遮光カーテンの等級を選ぶ場合、遮光率で選ぶのではなく、「照度に対する状態表現」を見てどのくらいの光の入り具合なのかを判断しましょう。
次は画像で遮光1級、2級、3級を比較してみましょう。
画像で遮光1級、2級、3級を比較する


この環境で撮影しています。
- 左側が該当の遮光カーテン
- 右側は比較用の暗幕(遮光率100%)
遮光1級(遮光率100.00%)


遮光率100%の暗幕をかけた場合の画像です。
カーテンからの光はほとんど入っていませんが、カーテンと壁、床、レール上部からの光は入っています。
この隙間対策については、カーテンレールの遮光効果として後述します。
遮光1級(遮光率99.99%)


生地の色が明るめな1級遮光カーテン。
このあたりが1級遮光カーテンの下限(2級遮光カーテンに近い1級遮光カーテン)です。
右側の暗幕と比べ、うっすらとマネキンの影が見えますね。
遮光2級(遮光率99.80%以上99.99%未満)




上の画像が遮光2級の上限(遮光1級に近い2級)
下の画像が遮光2級の下限(遮光3級に近い2級)
同じ遮光2級カーテンでも、だいぶ幅があります。
遮光3級(遮光率99.40%以上99.80%未満)


だいぶマネキンがはっきり見えていますね。
出典:カーテン天国
この遮光性能をふまえて、次はどの遮光カーテンを選ぶべきなのかを説明します。
遮光カーテン1級・2級・3級の選びかた
悩みますよね。
でも簡単です!
「とにかく暗くしたい、真っ暗でないと眠れない!」という人は、迷うことなく遮光1級カーテンを選んでください。
ただし先にも書いたように、遮光1級にも上限から下限まで幅があります。
パーフェクトスペースカーテン館の完全遮光カーテンなど、できるだけ100%に近い遮光率のカーテンを選びましょう。
「あんまり遮光されたカーテンだと朝の目覚めがよくないから、多少は光が入る遮光カーテンがいい」という人は、2級か3級の遮光カーテンを選びましょう。
特に子供はあまり遮光されたカーテンだと、寝坊が多くなる傾向があります。
どのくらいの光を入れたいのかで、2級か3級かを選んでくださいね。
カーテンレールにも遮光効果がある
太陽の光はカーテン生地ごしに入るだけではありません。
- カーテンとカーテンの間
- カーテンレールとカーテンの間
- カーテンと壁の間
からも、しっかり光が入ってきます。
こういった光は、カーテンレールの選びかたで遮光性を高めることが可能。
カーテンとカーテンの隙間を減らすカーテンレール


2本の溝を使ってカーテンを中央で交差させることで、光もれを抑えるカーテンレールです。
カーテンボックス付きレールで、カーテンレール上部からの光もれを抑える




カーテンボックスの上部からも光はもれます!
ですが、上部がふさがっているカーテンボックスなら、光のもれはグッと抑えられます。
カーテンレール上部にカバーをつけ、カーテンレール上部からの光もれを抑える


こちらは、カーテンボックスではなく普通のカーテンレールの上部に付けるカバー。
カーテンレール上部からの光もれを抑えてくれます。
カーテンの端からもれる光を抑えるキャップストップ


カーテンと壁のすき間からもれる光を少なくするため、カーテンレールの奥行部分にもカーテンがまわりこむカーテンレールです。
こういった遮光機能のあるカーテンレールを選ぶことで、より遮光性能を高めることができます。
カーテンとあわせて検討してみてくださいね。
遮光カーテン1級、2級、3級選びかたまとめ
遮光カーテン1級、2級、3級の遮光率99.99%、99.80%、99.40%という数字は、ぱっと見ほぼ100%と考えてしまいがちですが、遮光カーテンの場合はそうではありません。
太陽の光はとても強いのでたとえ0.01%の太陽光でも光はけっこう入ってきてしまうのです。
遮光カーテンを選ぶ時は、遮光率の確認だけでなく、
照度に対する状態表現をしっかり確認しましょう。
1級遮光 | 人の顔の表情が識別できないレベル |
2級遮光 | 人の顔あるいは表情がわかるレベル |
3級遮光 | 人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル |
失敗のない遮光カーテン選びができますように!
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