屋根

【屋根のカバー工法】全知識!「メリット・デメリット」「見積内容注意点」など

屋根のカバー工法または重ね葺き 

屋根のカバー工法とは、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて葺く工法です。

といっても、

「カバー工法か葺き替えか、どちらを選んだらよいのだろう?」

「屋根のカバー工法のメリット、デメリットは?」

など、いろいろな疑問がわきますよね。

「既存の屋根材を撤去せずそのまま新しい屋根材を葺くので、古い屋根材の撤去処分費用が浮きますよ」

というのがカバー工法のセールストークでよく使われますが、それだけでカバー工法を選択してしまうと思わぬ失敗につながることがあります。

カバー工法を選んでいい場合とそうでない場合があるからです。

この記事では屋根のカバー工法について、

  1. どういうときに「屋根のカバー工法」を選択すべきなのか
  2. カバー工法のメリット・デメリット
  3. カバー工法の材料など、見積内容の注意点

がわかるよう、屋根をカバー工法でリフォームするときに知っていてほしい知識を全てお伝えします!

ぜひ最後まで読んでくださいね。

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「屋根のカバー工法」を選択してよい屋根

屋根のリフォームには、

  1. 屋根塗装
  2. 既存屋根の上に新しい屋根材を葺くカバー工法
  3. 屋根材の葺き替え

の3種類の方法があります。

そのうち、「屋根のカバー工法」を選んでよいのはどんな場合なのかを、ここでは説明。

屋根のカバー工法以外の工法については別記事で詳しく説明しています。

屋根のリフォーム全知識! 「塗装」「カバー工法」「葺き替え」を徹底的に比較

【屋根塗装】全知識!「メリット・デメリット」「見積内容注意点」など

【屋根葺き替え】全知識!「メリット・デメリット」「見積内容注意点」など

まずは屋根の構造がどうなっているかを先に見たほうが理解しやすいので、先に説明しますね。

屋根の構造

リフォーム時における屋根の構造

出典:KMEW

上図は屋根がどんな構造でできているのかがわかる画像です。

上から順に、以下のような構造になっています。

  1. 屋根材(スレートや瓦など)
  2. 下葺き材(ルーフィング、防水紙ともいわれます)
  3. 野地板(下地合板、下地ベニヤともいわれます)
  4. 小屋組(屋根を支える骨組みを指します)

この構造をイメージしながらこれから先の記事を読むと、理解がしやすいです。

屋根のカバー工法を選択してよい屋根

カバー工法を選択してよい屋根の絶対条件は以下です。

  1. 既存の屋根から雨漏れしていないこと
  2. 屋根下地合板(野地板)が傷んでいないこと

そのため、カバー工法をする前には、

  1. 屋根の上を点検し、屋根材の痛みがないかを確認したか
  2. 小屋裏の中を点検し、野地板の状態、雨漏れの跡がないかを確認したか
  3. その上で既存の屋根に問題がないことをきちんと確認したか

が重要です。

まるた
まるた
点検もせずに「カバー工法で大丈夫ですよ」なんていう会社は信用できません
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「屋根のカバー工法」を選択してはいけない屋根

「カバー工法」ではなく「屋根の葺き替え」をおすすめするのは、以下の3つの場合です。

  • 築年数30年超え
  • 屋根材がたくさん割れていたり、水が屋根材の下に入り込んでいる形跡がある
  • 天井や小屋裏に雨漏れの形跡がある

これらに1つでも当てはまる場合、以下の理由で「屋根塗装」でも「カバー工法」でもなく、「屋根の葺き替え」をおすすめしています。

  1. 屋根材自体が傷んでいる可能性が高いこと
  2. 屋根材の下にある「防水紙」や「下地合板(ベニヤ)」まで傷んでいる可能性も高いこと
  3. 塗装やカバー工法ではその傷んでいる部分の確認をすることができないこと
腐った屋根下地

屋根材の下がこんな状態になっているのに、カバー工法で屋根材を留めようとしても、クギが効きません

それに、腐った木材をそのままにしておくことは家にとってよくないので、こういう場合は葺き替えを選びましょう。

カバー工法のメリット・デメリット

メリット

  • 葺き替えよりは費用が安く、工事期間が短い

デメリット

  • 既存屋根に新設屋根の重さが加わるので、現状より重くなる。
  • 葺き替えよりは安心感が低い

現状が瓦屋根の場合、カバー工法はできません。

屋根カバー工法の流れは、

  1. 既存屋根の上に防水紙を張る
  2. 新しい屋根材を葺く

のようになりますので、葺き替えと比べて、

  • 既存の屋根材を撤去
  • アスベスト入り屋根材の処分
  • 屋根下地の上張り

の工事が省略できます。

その分費用は安くなり、工事期間も短くなります。

ただ、既存の屋根をはがさずに上から新しい防水紙と屋根材を張っていきますので、屋根材の下にある防水紙や屋根下地の状態をきちんと把握することが難しいです。

屋根塗装の場合と同じく、

  1. 屋根の上を点検し、屋根材の痛みがないかを確認したか
  2. 小屋裏の中を点検し、野地板の状態、雨漏れの跡がないかを確認したか
  3. その上で既存の屋根に問題がないことをきちんと確認したか

が重要です。

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カバー工法の見積内容注意点

屋根のカバー工法に使用する屋根材には色々なものがあります。

その材料などによって見積費用は変わってきますので、そのあたりをきちんと理解した上で見積を検討してください。

カバー工法によく使われる屋根材は、

  • 金属屋根
  • アスファルトシングル屋根

などが多く、それぞれ色々な種類のものがありますので、費用や必要なメンテナンスなどによって選んでみてくださいね。

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金属系屋根材を選ぶ場合は、

  • 音対策
  • 断熱対策

を忘れずにしてください。

「既存の屋根材がクッションになるから、防音や断熱は不要だ」という人もいますが、

「1階の屋根に雨が当たる音が、2階の窓からうるさく聞こえる」

という話はとてもよく聞きます。

また、金属の屋根は熱を伝えやすいので、

  1. 屋根材の下に断熱材を敷く
    金属屋根の断熱材

金属の屋根材と断熱材が一体化した屋根材です。

出典:元旦ビューティ工業

  1. 小屋裏の内部に断熱施工をする

小屋裏断熱アイシネン出典:アイシネン

これはアイシネンLDフォームという吹付けタイプの断熱材で、断熱効果がとても高い商品です。

まるた
まるた
最近は夏がとても暑いから、よく提案する商品です!

のどちらかで断熱対策をしましょう。

このように、材料の違いや、断熱材を入れる入れないで、大きく見積金額は変わってきます。単純に「見積金額の安さ」だけでリフォーム会社を決めてしまうことのないようにしてくださいね。

まるた
まるた
その見積には本当に必要な項目が入っていないかもしれないよ

屋根の断熱や遮熱で室内の暑さがやわらぐ!おすすめの断熱材と塗料も

屋根の色はどうする?色を決めるときのポイント

屋根の色で断トツに多いのは「黒」ですが、断トツに熱くなるのも「黒」なんです。とはいえ、あんまり薄い色の屋根はあまり見慣れていないので違和感が出がちです。

そこで、「まっ黒」よりは少しでも熱くなりにくい、「濃茶」や「濃紺」などを選んでみてはいかがでしょうか。ちなみに「グリーン」もよく使われている色ですから、見た目の違和感はなさそうです。

屋根の色を決めるときは、外壁とのバランスが大切ですので、色合わせをして決めてくださいね。

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カバー工法で屋根リフォームをするなら、あわせて検討したい工事項目

外壁塗装などの外壁リフォーム

外壁塗装

屋根のリフォームをする場合は足場を組みますので、その足場を屋根リフォームのためだけでなく、外壁のリフォームにも使うと一石二鳥です。

屋根と外壁はメンテナンスの年数もだいたい同じくらいですので、外壁も一緒にリフォームすることをおすすめします。

雨どいの交換

屋根をカバー工法でリフォームした場合は雨の流れかたが変わりますので、雨どいの交換をおすすめします。

トップライト(天窓)の検討

トップライト出典:日本ベルックス

北側のキッチンや洗面所、窓のない廊下などに暗い空間はありませんか?

そんな空間にはトップライトをつけると、一気に明るくなります

屋根をカバー工法でリフォームするタイミングなら、トップライトの施工も簡単にできます。

太陽光発電

太陽光パネルを設置するのにも足場が必要ですので、よかったら検討してみてください。

屋根をカバー工法でリフォームすることについて最後に

屋根のカバー工法または重ね葺き 出典:旭ファイバーグラス

屋根の葺き替えと比べて、コスト面で有利な屋根のカバー工法ですが、

既存屋根に新設屋根の重さが加わるので、現状より重くなる。
→軽い屋根材を使う

葺き替えよりは安心感が低い
→屋根の上も、小屋裏からもしっかり点検して漏水していないことを確認した

などのデメリット項目をしっかりクリアしてから、カバー工法を選択してくださいね。

プロ厳選!リフォーム会社比較サイト&役立つ資料

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