水まわりリフォーム

トイレリフォームの注意点7つ!リフォーム設計20年のプロが解説

トイレのリフォーム注意点

トイレリフォームの注意点を7つ、リフォーム設計のプロである筆者が解説します。

「トイレをリフォームしよう」と考えているすべての人が、知っておくべき注意点ばかり。

トイレリフォームの打合せで、トイレについての要望をお施主様に訊くと、

単純に便器や内装を新しくするだけでいいよ

このように言うお施主様がほとんど。

でも、いざ便器や内装を選ぼうとすると、選択肢がありすぎて迷ってしまうケースも。

リフォームの打合せの中で、あわててあれこれ選ぶよりも、事前にしっかり

こんな商品を選びたい
こんな感じのトイレにしたい

このように考えをまとめておいた方が、後悔のない商品を選べます。

特に筆者のようなすぐに決められない優柔不断タイプの人ほど、事前準備が大切!

また、トイレリフォームは、商品選びだけでなく、施工面にも注意点があります。

よいリフォーム会社や担当者は、やっておいた方がいい工事内容を提案してくれますが、そうでないリフォーム会社は

  • 頼まれた内容だけ
  • 必要最低限のリフォーム工事

しか提案してくれません。

何も考えずに便器と内装だけをきれいにしてしまうと、「あの工事も一緒にやっておけばよかった」と後悔することも。

この記事では、以下7つの注意点について、わかりやすく解説していきます。

  1. トイレのリフォームプランの考え方
  2. リフォーム便器について
  3. リフォームでトイレの位置を変更する場合の注意点
  4. マンションでトイレのリフォームをする場合の注意点
  5. トイレのリフォームですべき給排水工事
  6. トイレのリフォームですべき電気工事
  7. トイレのリフォーム|見積の見かた

ぜひ最後まで読んで、後悔のないトイレリフォームにつなげましょう。

まずは、リフォームならではのトイレプランの考え方、注意点について説明します。

 

トイレのまとめ記事はこちら。

トイレのリフォーム【完全ガイド】便器選びから注意点!まとめ記事

これからリフォームをするすべての人に、読んでほしい記事はこちら。

リフォーム成功に必要なたった1つのこと|すべての失敗はコレが原因

トイレのリフォームでも、リフォーム会社選びは重要。

リフォーム会社の選び方|プロが教えるトラブル会社を見抜く【必勝法】

おしゃれなリフォームをするために、絶対必要な5ステップをまとめた記事はこちら。

リフォームをおしゃれに!絶対にやるべき5ステップをプロが解説

10万円以上のリフォームをする人が、必ず知っておくべき内容をまとめた記事はこちら。

【10万円以上のリフォームをする人】絶対知っておくべき5つのこと|プロが解説

 

トイレリフォームの注意点①プランの考え方

トイレリフォームの注意点、1つ目はプランの考え方。

トイレのリフォーム注意点 トイレのリフォーム注意点

出典:TOTOのトイレ

リフォームならではの考え方で、トイレプランを検討していきます。

トイレをリフォームする場合、現状のトイレの使い勝手をもとに「新しいトイレをどうしたいか」を考えるとスムーズ。

今のトイレについて不満に感じていることを、考えてみましょう!

よく耳にするトイレの不満はこんな感じ。

  1. トイレが狭い
  2. トイレが寒い
  3. トイレの床が汚くなっている
  4. 便器の掃除がしにくい
  5. 必要な場所に手摺がない
  6. 紙巻器、タオル掛けが汚い
  7. トイレに収納がない
  8. 出入口に段差がある

不満点はいざピックアップしようとすると、なかなか思いつかないもの。

工事場所別に不満点のチェックリストを作ったので、よかったら、あわせて読んでみてくださいね。

リフォーム内容の決め方|現状の住まいが把握できるチェックリスト

1つずつ解決策を考えていきましょう。

 

よくあるトイレの不満①狭い

よくあるトイレの不満、1つ目はトイレが狭いこと。

トイレが狭いという不満に対しては、解決策が2つ。

  1. 間取りを変更して、トイレを広くする
  2. 今の広さのまま便器を小さいものに交換する

最近の便器は昔のものと比べ、かなり小さく、コンパクトになっています。

タンクレス便器を選べばさらにコンパクトに!

トイレのリフォーム注意点、タンクレス便器

出典:リクシルのトイレ

手洗い付きタンクからタンクレス便器に交換する場合は、便器の他に手洗器をつける必要があります。

コンパクトな手洗い器もあります!

トイレのリフォーム注意点、手洗器

出典:TOTOのトイレ

まるた
まるた
手洗い器はタンクについているものより、別に設けた手洗器の方が使いやすいです

 

よくあるトイレの不満②寒い

よくあるトイレの不満、2つ目はトイレが寒いこと。

トイレは北側に配置されることが多く、寒くなりがち。

「トイレが寒い!」という声は、かなり多く耳にします。

寒さ対策としては、以下。

  1. 窓に内窓をつける
  2. 暖房付きの便器をつける
  3. 暖房用のコンセントを新設する
  4. 床に断熱材を入れる

これらの寒さ対策の中から、今現在できていない対策があれば検討してみましょう。

1つずつ説明していきます。

 

窓に内窓をつける

トイレのリフォーム、インナーサッシ トイレのリフォーム、インナーサッシ

出典:リクシル インプラス

既存の窓の断熱が不十分な場合は、内側に追加するサッシ「内窓」「インナーサッシ」を新設すると、寒さが和らぎます。

内窓についてのくわしい記事はこちら

内窓はリフォームで大人気!寒くて暑い家を簡単な工事で快適に

既存サッシの形状によって、内窓がつけられるものとつけられないものがあります。

リフォーム会社とよく相談してみてください。

 

暖房付きの便器をつける

便器に暖房機能がついている商品が各社から出ています。

注意点は、電気の容量を確認すること。

 

暖房用のコンセントを新設する

筆者のおすすめは、暖房機能付き便器よりも、暖房用コンセントの増設!

理由は、便器に余計な機能をつけるより、暖房のためだけに作られた暖房器具を買った方が、効果がいいし費用も安く済むから。

暖房器具が壊れたら暖房器具だけを交換すればいいし、便器の寿命がきたら便器だけを交換すればいいのでシンプル。

暖房機能と便器、ウォシュレット機能のすべてを合体させることで、メンテナンスが複雑になる可能性も。

暖房器具は基本的に大きな電力を使います。

ウォシュレットの電源とは別に、専用の電源を新設しましょう。

これはトイレリフォームのタイミングでないと、なかなかできない工事です。

 

床に断熱材を入れる

トイレの床下だけではないですが、戸建て住宅の場合、床下から寒さが伝わってくることが多くあります。

ですので、1階の床下すべて(玄関や浴室下を除く)に、断熱材を追加することで、寒さがグッと和らぐことも。

まるた
まるた
床下断熱や小屋裏断熱は、リフォーム後の満足度がとても高い工事内容です!

 

よくあるトイレの不満③床が汚れている

よくあるトイレの不満、3つ目はトイレの床が汚れていること。

トイレの床は材料の選び方によって、汚れやすさがまったく違います。

トイレの床については、詳しく別記事を書いているので、あわせて読んでみてください。

トイレの床を張り替え!リフォームで人気の床材4つ

 

よくあるトイレの不満④便器の掃除がしにくい

よくあるトイレの不満、5つ目は便器の掃除がしにくいというもの。

便器の黄ばみや黒ずみが掃除をしても取れなくなってきた

このような悩みをよく聞きます。

最近の便器は汚れがつきにくく、とても掃除がしやすくなっています。

便器については、以下の記事をご確認ください。

トイレのメーカー徹底比較!TOTO、リクシル、パナソニック

TOTOのトイレ|リフォームのプロがイチオシする便器メーカー

リクシルのトイレ|掃除しやすい形状が魅力!リフォームのプロが解説

パナソニックのトイレ|アームレストが便利!リフォームのプロが解説

 

よくあるトイレの不満⑤必要な場所に手すりがない

よくあるトイレの不満、5つ目はトイレ内の必要な場所に、手すりがないというもの。

今は手すりが必要ないけれど、近い将来、必要になりそうな場合は、今回のトイレリフォームで一緒に工事してしまう方が無駄がありません。

「手摺をつけますか?」と訊くと、

まだそんな年寄りじゃない

とか、

まだまだ先でいい

とか言われることも多いですが、手すりをつけるためには壁内部に下地を入れる必要があります。

今回のリフォームが終わってから手すりをつけようとすると、下地を入れるために壁紙をはがさなければならなかったり、力板を別につけたりと、イマイチスムーズじゃありません。

今回のトイレリフォームのタイミングで、一緒に手すりをつけてしまうか、下地だけでもいれておけば、将来の大掛かりな工事をしなくて済みますよ。

年配の人でなくても、ちょっと腰が痛いときや足が痛いときなどには、手摺があると本当にラク。

今は「THE 手摺」というものばかりではなく、紙巻器と一体になったものや便器と一体になったものもあります。

紙巻器上の棚も体重をかけてもいいようにできています!

トイレのリフォーム、手摺付紙巻器

出典:TOTOのトイレ

アームレスト付きの便器も。

パナソニックのトイレ、アラウーノ

出典:パナソニックのトイレ

 

よくあるトイレの不満⑥紙巻器、タオル掛けが汚い

よくあるトイレの不満、6つ目はトイレの紙巻器やタオル掛けが汚れてしまったこと。

紙巻器やタオル掛けも、便器と同じ年数だけ使っているので、同じように汚れます。

トイレリフォームのタイミングで一緒に交換しましょう。

たまに、あまり汚れていないからと、紙巻器やタオル掛けを既存のままにするお施主様がいますが、筆者はおすすめしません。

なぜなら、古いトイレでは汚れていないように見えるものも、新しくなったトイレでは確実に薄汚れて見えるから。

紙巻器もタオル掛けは数千円の備品。

ぜひ交換しましょう!

 

よくあるトイレの不満⑦収納がない

よくあるトイレの不満、7つ目はトイレに収納がないこと。

トイレに収納したいものって、けっこうありますよね。

  • 予備のトイレットペーパー
  • お掃除用具
  • 生理用品

など。

そういったものを収納したいけれど、スペースがないという悩みをよく聞きます。

そんなときにおすすめなのが、このコーナー収納や埋込収納。

トイレのリフォーム、コーナー収納

出典:TOTOのトイレ

トイレのリフォーム、埋込収納

出典:ウッドワン 壁厚収納

狭いトイレ空間でもしっかり収納できます!

 

よくあるトイレの不満⑧出入口に段差がある

よくあるトイレの不満、8つ目はトイレの出入口に段差があること。

出入口に段差がある場合、その段差を解消するのは「トイレリフォームをするタイミング」がベスト。

敷居だけが高くなっている場合や、廊下よりもトイレの床が下がっている場合などは、ほとんどの場合で段差をなくし、フラットな床にすることが可能。

逆に、床下を排水管のスペースとして必要としている場合や、階段下のトイレなどで天井が低い場合などは、段差を解消するのが難しいケースも。

「できればフラットにしたい」という要望をリフォーム会社に伝え、可能かどうかを判断してもらいましょう。

 

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トイレリフォームの注意点②リフォーム便器について

トイレリフォームの注意点、2つ目は、リフォーム便器について。

トイレのリフォーム、リフォーム便器

出典:TOTOのトイレ

リフォーム便器、リモデル便器などといわれる、リフォーム専用の便器があります。

画像のように排水管の位置を排水アジャスターで調整し、排水管の移動工事などを省略できる便器です。

給水管の工事も不要になることが多いので、リフォーム費用はグッとおさえられます。

ですが、筆者はリフォームに長く携わっている経験上、リフォーム便器をおすすめしていません。

なぜなら、「詰まった」というクレームが多いから。

リフォーム便器は構造的な詰まりやすさを解消するため、水量を通常の便器より多くしていますが、それでもやっぱり詰まったという声をよく聞きます。

費用はかかりますが、できれば、後述する給水管の交換と一緒に、リフォーム便器ではない便器で施工したほうが安心です。

 

トイレリフォームの注意点③トイレの位置変更

トイレリフォームの注意点、3つ目はトイレの位置変更。

リフォームでトイレの位置を変更する場合、排水管の経路がポイントとなります。

戸建ての場合、その位置に便器を設置できるかどうかは、十分な勾配で排水管を設置できるかによって判断します。

今の便器は節水型で、ただでさえ流れが悪いのに、その上排水管の勾配が足りないなどとなると、排水管に汚物が滞留する時間がより長くなってしまいます。

 

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トイレリフォームの注意点④マンションのトイレリフォーム

トイレリフォームの注意点、4つ目はマンションでトイレのリフォームをする場合について。

マンションでのリフォームは、戸建てとは少し違う性質があります。

別記事を書いていますので、あわせてごらんください。

マンションリフォームの注意点!絶対確認すべき4つのポイント

 

トイレリフォームの注意点⑤給排水工事

トイレリフォームの注意点、5つ目は給排水工事について。

トイレをリフォームするタイミングで絶対にやるべきなのが、「給排水管の確認」

既存の給水管が。ライニング鋼管など、菅の一部に鉄を使っているような管だと、鉄部分がサビて劣化している可能性があります。

塩ビ管や架橋ポリエチレン管などに交換しましょう。

リフォームが終わってしまってから給水管の劣化による水漏れに気づき、リフォームをやりなおしたという怖い話もよく聞きますよ。

まるた
まるた
見積額が上がるのを嫌がり、給水管の交換工事を工事内容に入れない担当者が結構います。必ず確認しましょう!

排水管や外部のマスについても汚れていないか確認し、汚れているようなら洗浄をしましょう。

 

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トイレリフォームの注意点⑥電気工事

トイレリフォームの注意点、6つ目は電気工事について。

電気工事でも、トイレのリフォームをするタイミングでやっておいたほうがいい項目があります。

  1. ウォシュレットの電源にアースがついているかの確認
  2. 暖房用の専用コンセント
  3. 換気扇新設

1つずつ説明します。

 

ウォシュレットの電源にアースがついているかの確認

古いお宅だと、トイレにあるコンセントにアースがついていないことがよくあります。

ウォシュレットは水まわりで使う製品なので、電源にはアースが必要。

もしアースがついていない場合は、トイレのリフォームをするタイミングで新設しましょう。

 

暖房用の専用コンセント

先にもお話しましたが、トイレの寒さ対策として、暖房器具をつけられるようにコンセントを用意しておくと安心です。

暖房器具は大きな電気容量を必要とするので、ウォシュレットとは別の専用コンセントを新設しましょう。

 

換気扇新設

古いトイレには、換気扇がついていないことが多々あります。

真冬に窓を開けるのも寒いので、換気扇があったほうが便利。

トイレのリフォームのタイミングで換気扇を新設すると費用の無駄がありません。

 

トイレリフォームの注意点⑦見積の見かた

トイレリフォームの注意点、7つ目は、トイレリフォーム見積の見かた。

トイレのリフォームだけではありませんが、見積は総額の安さだけで決めると、必要な工事が含まれていなかったりすることも。

筆者がトイレのリフォームでおすすめしている、

  • 床下地合板の上張り
  • 劣化した給水管の交換
  • その他の電気工事

これらを、「最初から見込んで見積に入れてくるリフォーム会社」と、「必要最低限の内容だけを見積に入れた会社」を比べたら、必要最低限の内容を見積した会社の見積が当然安くなります。

  • 「きちんと必要な工事内容を提案してくれているか」
  • 「無駄に高い見積になっていないか」

これらをしっかり確認した上で、見積の比較をしましょう。

見積の見かたについては別記事を書いています。

リフォーム会社の選び方|プロが教えるトラブル会社を見抜く【必勝法】

 

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トイレリフォームの必勝法

トイレリフォームにはたくさんの注意点があり、間違えた選択をしてしまうと、失敗につながることも。

リフォームを失敗する人が1人でも減らせるようにと記事を書いたので、ぜひ読んでみてください。

リフォーム成功に必要なたった1つのこと|すべての失敗はコレが原因

リフォームのウラもオモテも知り尽くした筆者が、あなたにリフォームの必勝法を教えます。

 

トイレリフォームの注意点まとめ

トイレリフォームの注意点について、説明してきました。

単純に便器と内装を新しくするだけのトイレリフォームをしてしまうと、「あの工事もやっておけばよかった」などの後悔につながることも。

トイレのリフォームをするタイミングだからこそできる工事についてもたくさんお話しています。

すべてを今回のトイレリフォームに採用する必要はありませんが、自分の家のトイレに必要な工事内容はどれかをしっかり検討し、後悔のないトイレリフォームができるよう応援しています!

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